死亡率の国ごとの違いの大きさ このジョンズホプキンスの死亡率の国ごとの違いの大きさ(4桁 100/100K から 0.01/100K)に驚いてます https://coronavirus.jhu.edu/data/mortality こんなに普通(インフルエンザなど)違うものなのかと驚いて、見つけたのがこのサイト (ちょっと怪しげですが、結構まともそう)。 https://www.worldlifeexpectancy.com/cause-of-death/influenza-pneumonia/by-country/ インフルエンザでは2桁ぐらいしか違わないです。 これをみる限り コロナの死亡率の高い低いはインフルエンザの反対で、 高い先進国とよばれているようなところが高く、 インフルエンザでの死亡率の高い後進国といわれているようなところではまだまだだというのがよくわかります。 コロナもインフルエンザも両方低いのは日本だけのようですね。 このちがいの 大きな要素は人間のモビリティだろうけど こんなのをみていると、インフルエンザとは死に至る経路がなにかちがうようにおもえるのですが。 逆に汚いような便所は気を付けて使うので、かえってOKなような気もしますが。 たぶんいろいろな要素があるのでしょう。 コロナも1種類じゃなくて、 刻々と進化を続けているようで、アメリカ国内でも東海岸型とか西海岸型とかができたようです。
震源地ではなくこれから 確かに、他の病気が多いので、自然免疫が強い(先進国の人は直ぐに腹をこわしたり、実際に食中毒になったりする)という可能性はなくはないのと、多くの国が呼吸器のウイルスには必ずしも棲みやすいと言えない環境(強毒型トリインフルエンザがインドネシアで拡大したのは別の理由)等もあるでしょうが、感染拡大はこれからなのと、統計の不正確さ、特にCOVID-19以外での死亡が多すぎるのでそれに埋没している可能性は無視できないと思います。さらに、国連によって後発開発途上国と言われる、下記の論文ではLow income countriesとされている国では高齢者は生き残れないという状況も関わってくるでしょう。 また、中国、香港、台湾と中華圏とその周辺の韓国とベトナムもほぼ制圧したのと、周辺に大きな影響を与えるタイもかなり頑張って(国の緩さからは意外でした)制圧できているのも大きいと思います。これらが複雑に絡み合った結果でしょう。五輪開催が危ぶまれいるのは、発展途上国よりも下位の所得の国での感染が収まらない限り参加が見込めないから。これは、日本の連休中に、「都会人は田舎に来るな」と言われたのと同じことで、今後は、本来高収入の国からの観光客には来て欲しい国でも、それを許せば、感染爆発もありうると言うことで、やはり観光業も様変わりする可能性はあると思います。 国内でも都道府県によって随分異なります。東京だけでも偏りがあって、院内感染を除くと、多分、欧米からの帰国者と欧米系住民の多いエリアに集中しています。全国でも中国からの観光客の多さとはすでに関連性がなくなっています。仙台が少なく、金沢が多かったり、東京と愛知との間は少ないなど、県民所得や人口密度、さらに観光とも相関はないと思います。日本は東京が一番の問題なのでしょう。 詳細は、 www.brookings.edu PDFが、 Tracking COVID-19 as Cause of Death: Global Estimates of Relative Severity Web版は、 The unreal dichotomy in COVID-19 mortality between high-income and developing countries Philip Schellekens and Diego Sourrouille Tuesday, May 5, 2020
"Rich man's disease" きょう (5/8) の LA Times から But historians say it may be remembered as the first pandemic that spread, to a significant extent, from the affluent to the lowly — agitating class grievances in some of the world’s most unequal societies and adding a dark twist to a pandemic that has killed more than 270,000 people. https://www.latimes.com/world-nation/story/2020-05-08/how-the-coronavirus-began-as-a-disease-of-the-rich