追加レポート(2) ひよこ豆の食べ物 Essonne県の投宿先から、4月29日、30日の2日の旅程で、ニースへ行った。(easy jet 利用) 食べ物にはあまりこだわりはないのだが、ニースへ行ったら、食べてみたいと思っていたものがある。 ソッカである。(綴りはsoccaと書く)原料は、ひよこ豆だという。 ホットケーキよりやや固めに焼いたものを食べているのをテレビを見たことがある。 ニースのバス発着所(バスセンター)から旧市街に入ってすぐの所にあるソッカを出すカフェーで食べた。手で食べるのがこの地の流儀らしい。 くせがなくて、ビールに合う。 一皿の量、かなりあって、2.5euros、かなり安い。 それに、腹持ちがよい。 女学生が、ずいぶんとこしょうをかけている。少しこしょうをかけた方がうまそう。 男女、子供連れ、みんな食べている。歩きながら食べている人もいる。 明くる日の朝、この店の前を通ったら、すごい行列だった。 冷えるとおいしくないので、作りだめできないらしい。待つことになる。 この日、タクシーに乗って、マチス美術館へ行ったので、運転手に聞いた。 私「昨日、ソッカを食べたんだが、原料は豆だと聞いたけど、何という豆ですかね。」 運「ポア シシュ ていうんだよ。」 私「綴りはどう書くんですかね。」 運「c、h、i、c、h、e」 私「書くから待って、忘れちゃう。」 運「昨日は、どこで食べたのかね。」 私「名前は忘れたけど、gare routiere から旧市街に入ってすぐの所」 運「じゃあ、xxxx っていうとこだな。」 私「たぶんね。そこって、ニースじゃ、おいしい店ですかね。」 運「あそこは、おいしい店だよ。」 私「ところで、ポア シシュ の粉って、この辺で売ってますかね。」 運「食料品店でも、スーパーでもどこでも売ってるよ。 だけど、自分の家で焼くのは、油との混合比率や、 焦がさずに、かりっと焼く火加減が難しいね。 本屋に、レシピの本もあるよ。 本当においしく焼く職人は、ニースでも、5人ぐらいしかいないね。」 私「ふーん」 そうこうするうちに、目的地に着いた。 ソッカ用の粉は、買って帰ってもいいと思ったが、買わずじまいになった。 Essonne県に戻って数日後、フランス東部へ小旅行に出た。 ブザンソンで、夕食何にしようかと思って歩いていたら、クスクスのレストランカフェーがあった。 クスクスを注文。(比較的私の好きな食べ物です。洋式の料理が連続した後食べると、なんかほっとする。) 例の豆が、いっぱい入っている。 私 (この豆って、ひよこ豆って言うんだったかな~。帰ってから調べるか。) 日本に帰ってから、アフリカ西部出身の人に聞いた。 クスクスに使う豆も、ソッカに使う豆も、同じ豆で ポア シシュ というそうな。 (日本語には、ひよこ豆または、エジプト豆と訳されている。地中海に面した国で栽培されているそうな。) そうだったのか。初めて知ったよ。
Soccaのレシピ mamoruさん、お久しぶりです。 以前、南仏旅行を前にご教示頂いたtaurasiです。 その節はご親切に有難うございました。 お蔭様で鳥インフルエンザもストも静まった後で、無事に旅行を 終える事が出来ました。 暫くぶりに掲示板を開けたらmamoruさんのレポートがあり、 興味深く読ませて頂きましたよ。 ひよこ豆のお話ですが、今回の旅行で買って来たニース料理の 本にSoccaのレシピが載っていました。 お作りになるか否か分かりませんが紹介します。 ひよこ豆の粉はイタリア産の物なら入手出来る所があります。 (私は買った事無いのですが) イタリア語ではCeci(チェーチ)と言います。 【Soccaの作り方】 Pour 6 personnes Temps de preparation : 10 mn Temps de cuisson : 10 mn -250g de farine de pois chiches -1/2 verre d'huile d'olive -Eau bouillante salee (saleeの後から2番目のeの上に’) -1 pincee de sel (pinceeの後から2番目のeの上に') -poivre Delayer avec de l'eau salee 250g de farine de pois chiches. Ajouter 1/2 verre d'huile d'olive. Faire cuire a feu doux jusqu'a epaississement. Verser sur une plaque a patisserie huilee, laisser cuire 10 mn a four chaud. Servir encore chaud avec pas mal de poivre. 本の通りです。 正しく文字を表せませんが読めますでしょうか?
Re: レシピありがとうございます taurasi さん こんにちは 塩とこしょうとオリーブオイルしか使っていないんですね。 私は、他のものもいろいろ入っているのかと思いました。 ひよこ豆は、それだけで、食べられる味が出るんですね。 (別に大変おいしいというわけではないですが、日常食には、向いている感じがしました。) 溶いたら、とろ火にかけて、下から膨れてくる状態にしておくと書いてありますね。 ソッカ屋のおじさんは、深鍋の中を柄の長いオタマジャクシでよくかき混ぜてから、一杯分ををくみ出して、丸い鉄板の上に流していたので、溶いた液は、何か、沈殿しやすいものが混じっているのかと思ったのですが、下からとろ火で沸騰寸前にしているので、よく混ぜる必要があったのだと、レシピを見て、思いました。 Servir encore chaud avec pas mal de poivre. 胡椒をかなりかけて、出す(食べる)。 となっていますね。 思い切り胡椒をかける人がいたので、何であんなに胡椒をかけるのかと思って、私も胡椒を少しかけてみたのですが、胡椒の風味が分かるほどかかっている方が、おいしい感じがしました。 フランス版のWIKIPEDIAによると http://fr.wikipedia.org/wiki/Socca フランス以外でも、イタリアや、地中海に面した他の国で、名前は違うが、ひよこ豆を使った同じような食べ物が有ると書いてありますね。 情報ありがとうございました。