あー、アイルランドに行きたくなっちゃった・・・ 世界で一番暮らしやすい国に住むことができたのに・・・ 残念でしたねー。でも今からでも遅くはないんじゃないですか? >この店に置かれている毛織物の色合いの野暮ったさがまたいいんですなあ! その土地の風土にあったような温かそうな毛織物ですね。 まだまだ削りの自然が残ってるんですね。 立ち込める霧の中から、妖精が現れてきても不思議ではないですね。 そこがアイルランドの魅力なのだと思います。
妖精 アイルランドには「妖精の道」と書いてある看板が立っているんですが,古都キルケニKilkenny(ケにアクセント)の郊外にある,富農が経営している部屋数6の宿に泊まったんですな.周囲の少なくとも1km四方には家がなく,Working Farmなので風向きによっては部屋にたい肥の匂いが入ってきました.玄関には鍵はなく,部屋にはあったけれど,私はかけませんでした. これがその宿です. http://www.blanchville.ie/index.html http://www.blanchville.ie/interior.html 最初の夜は,きれいだがアイリッシュ独特の「r」の発音が強いアクセントの英語を話す,マダム・フェランが作る素朴な料理法だが非常に美味しい夕食を,客が豪華なダイニング・ルームの恐ろしく大きなテーブルで一緒に食べたのですが(所謂communal dining),2日目の夜は,アメリカ在住で,ちょうど遊びに来ていた妹夫婦が帰国する日だというので,夕食は外で食べて欲しいと言われ,次のレストランを紹介されました. http://www.lackenhouse.ie/ ここはキルケニでは一番とかいう店でしたが,何とも古典的な料理がメニューに載っていましたが,それなりに美味しく食べました. 私は一人でしたが,隣のテーブルのアイルランド人の客や可愛いウェイトレスと言葉を交わしているうちに調子に乗って,あまり飲めないのにワインをいつもより多く飲んでしまいました. さて,その店でゆっくりデザートを食べ,コーヒーを飲んで十分休んだあと,本当はいけないのですが,幹線道路でも夜ともなると車一台も通らないようなところでしたので,ゆっくり車を運転して宿に帰りました. ところがです.もともとその宿は場所が分りにくく,アイルランド人の泊まり客でも道が分らず,電話で宿に行き方を尋ねてくるくらいなのに,道には明かりひとつなく,私も道に迷ってしまいました.生憎地図は部屋に置いてきたので,今どこにいるのかもよく分りません. かれこれ1時間くらい行ったり来たりしたでしょうか.ある小道がほんのり明るいというか,大きな蛍の光のようなものがあるんですよ.何だか分らなかったけれど,何かの導きを思って「え~い」とその小道を曲がるともう光はない.その道を先に先に進むと,しばらくして,昼間来たときに通った道に出ました.ようやく宿にたどり着いたのは12時近くでした. あれは善人の私に同情した妖精の導きの光だったのでしょうか? (・・?