コストと考え方の問題でしょう 水道水と言っても元は有機物も含まれてる水なので、塩素処理がトリハロメ タンなどを副生成します。一時期(今でも)様々な浄水装置が売られていま したが、メンテナンスをきちんとしないと却って汚染するので、沸騰法に切 り換えた人も多いはずです。 台湾でのコレラ発生数はよく知らないのですが、香港では新聞に毎日何処で 発生したかが載っています。これが水道水と関係している訳ではないのです が。東南アジア(東アジア)で飲めるのは、マレーシアと韓国でしょうか。 オセアニア、スイス、オーストリアでは飲んだことがあります。 まあ、塩素処理も問題がある訳で(それを差し引いても格段に効果があるの は確か)、生水を飲まなければ良いので、処理に掛けるコストとの兼ね合い だったのではないでしょうか。 台湾も慢性水不足(今年は雨でお茶も不作だとか)で、中国大陸では、さら に深刻です。砂漠の拡大が進行し、これが黄砂の原因にもなっているわけで、 環境だけでなく農業(農地拡大が主要な原因)にも多大な影響が出てきます。 日本も無視できないので、中国の環境問題も視野に入れた外交の展開が必要 ですが、当分この国にはそのような政治家は出てこないでしょう。