先ずは・・・ エッセイをお勧めします。 何でも良いのですが、エッセイ集で「白いページ」と言う文庫があれば是非。 面白おかしく笑えた後、言葉で心が洗われる・・・まあどのエッセイもそうですが、秀逸な文が揃っていると思います。 食に関するエッセイで・・世界中あちこちで色々な物を食されていますが、美味しいモノを食べた場合、決して場所や店の名前を明かさなかったのです。 有名になる=不味くなる・・事を懸念されていました。 所が・・晩年、ぽつぽつと店の場所や名前を公表された事がありました・・・・「どないしたんやろ」と思ったものでしたが・・・。 あの・・・1989年は手塚先生や文豪がなくなられた最悪の年でありました。 なぜ食に拘るか・・・学生時代を題材にした小説をお読み下さい。
Re:本、今度探してみます。 内蔵介さん、こんにちは。 ご本の紹介ありがとうございます。 『白いページ』は角川から出ているようですね、ぜひ読んでみます。 この方の本は、大昔に『夏の闇』『輝ける闇』を読んだきりでしょうか。それと『オーパ』を持っていますが.....。 .......そうなのですね、亡くなられたのは1989年でしたか。 もうそんなになるのですね。 作家の死というと、なんと言っても、私の世代ですと、三島由紀夫氏の自害ですね。翌朝学校の教室にはいると、騒然として皆が口々にさまざまな意見を言い合っていたことが、昨日のことのように思い出されます。 そう言えば、あの頃はヴェトナム戦争の時代。開高健さんも、本を書かれていますよね。
ますます話題がそれますが・・ 開高さんも旅好きだったので、勘弁していただきましょう。 『夏の闇』『輝ける闇』あまりに有名なので若い頃飛びつきましたが、初めてのときはよくわかりませんでした。 色々と読んでいる内何となく入り込めるようになった・・でした。 オーパは初版が高かったので購入できず、図書館で読んで、文庫までじっと待ってましたね。 釣り好きの良好ファンは必見・・・いや目の毒でしょうか。 料理人を同行する所なんぞはさすが文豪です。 >私の世代ですと、三島由紀夫氏の自害ですね。 似たような年代と御推察します。私は高校の1年生でしたか・・。 みんな一緒に左がかっていた時代でした。 Clioさんと同様・・・自殺ニュースの直後、バリバリの左翼系数学の先生(今でも大好きですが)が授業時間つぶして三島のやり方に抗議してたことを鮮明に記憶いしています。 三島は作家であると言う以外、詳しく知りませんでしたが・・・ >そう言えば、あの頃はヴェトナム戦争の時代。開高健さんも、本を書かれていますよね。 ベトナム従軍記・・・先の『夏の闇』『輝ける闇』を執筆するきっかけですよね。 最前線でゲリラに遭遇し、200人中生存者十数名と言う体験で・・・ 文豪の食に対する好奇心はここでも発揮され、自分が体験した「戦争=飢餓」と言う方程式がベトナムでは成り立たない・・・食べ物はその辺で採れる・・ことで、違和感をもたれていたのが非常に面白いです。