NHKの名曲アルバムという5分番組を、見たことのある方は、多いことと思います。
わが家の相方は、1日中いや1年中、家に居て、これを洩れなく見ています。
音楽にはあまり造詣が深くない人なので、音楽は聞き流し、ポイントはその時に流れているヨーロッパの風景です。
この風景は、そのあと僕らの旅行の材料になます。旅行ガイドに出てない場所も多く、プラハの北数十キロにあるドヴォルザークの生家、ウイーンの南のローラウのハイドンの生家、などにも行きました。
まあ最近は、音楽家も生まれないような辺鄙な田舎ばかり行ってますが、この10月の旅行では、相方の発案で、ある計画を実施しました。
こう書くと大げさですが、笑えるような簡単な計画です。
それは、クラシックの有名な曲の小品集のCDを持って行き、これを聞きながら、ヨーロッパの田舎の野辺をゆったりとドライブすること、です。
(有名な曲=音楽に疎い我が家でも知ってる曲、という意味です。)
今回の旅行では、初めてこれを実践できました。フランスのフランシュコンテ、スイスのジュラ地方を、7日間ドライブして、この1時間ほどのCDを、30回いや50回くらい聞きました。(笑)
相方の感想で一番印象に残った曲は、緑の野辺を走りながら聞く「カノン」だとか。
クラシックのお陰で、心なしかゆっくり走り、交通安全にも役立ったと思います。
今回は7日間で、走行距離たった840キロ。1日に120キロほどでした。
また高速道路は全く走らず、一般の幹線道路も30~40キロ。あとの800キロは全て、車のほとんど居ないD道路の白道(野辺の田舎道)です。
緑の野辺をさまよう様に走ることが、いちばん我が家らしい旅行の仕方です。