レポート

イスタンブール・スルタナメット地区の客引き事情

公開日 : 2007年01月21日
最終更新 :

ブルー・モスク、アヤ・ソフィア、トプ・カプ宮殿、トラムのスルタナメッド駅周辺は、アラスタ・バザール、ブルー・モスク裏手のヒポドロームに面したお店、キベレ・ホテルのあるイェレバタン通りやトラムのあるディワン通りの絨毯・お土産屋の客引きが大勢います。

一ヶ月ほどの間に私が顔を覚えたのは20人以上。どうして顔を覚えたのかといえば3回以上声をかけられたからです。

まずは、
どこから来た? 日本人か韓国人か?
トルコは何回目か?(初めてとはいわないほうが良いといわれてますね)
年はいくつ? (10歳は若くみられます)
トルコでは他にどこに行ったか?カッパドキアには行ったか?
泊まっているホテルは? ここで、もっと良いホテルを知っている または そのホテルで友達が働いている
最近の傾向として次に トルコ人のボーイフレンドはいるか?
日本にいる というと 一緒にきているのか?一緒じゃないなら問題ない
トルコにいる というと どこで働いている? そいつは危ない
家族がやっている、兄弟がやっている店 ホントは違う

単に物を売るだけではなく、ナンパとの2本立てなので、話はひきのばされます。
それが、次々とやってくるのでたいへん。
I don't like you. I don't want talk you. と言ったところで、なぜだ~!と食い下がってくるので、対処のしようがない。

トルコでは、経済成長に比例するように結婚年齢があがり、12年前は女性は22、3歳、男性は27、8までにはと聞いた覚えがあるのですが、最近は女性27、8歳、男性は30歳過ぎで離婚率も急上昇だとか。スルタナメット地区で観光客相手の商売をしていてトルコの女性と結婚すると浮気防止のためか奥さんのチェックがすごいらしくて、離婚する人が多いみたい。そして、そういう離婚暦の人が若い人に結婚するとたいいへんだ、子供がいると面倒だと話をするので、トルコの女の子と付き合うより短期間で帰っていく観光客とうまいことやったほうが良い。物を売ればお金になるし...ということらしい。

一般的に日本人の女の子は可愛いと言われていて、新市街にある日本語教室は2、3ヶ月待ちの大人気だそうです。
韓国人も増えてますが、妙なにおいがする(キムチ?)、食べ散らかす、態度が冷たい...で、イマイチらしい。

ちなみに若い子が客引きしていても店に行くと年長の人が待ち構えて商品説明を始めます。
前に買ったといえば、もっと良いのがあるというし...
私は買わない!必要ない!と連呼して、売るのをあきらめさせても、またチャイを飲みに来いとか夕食を一緒にどうだといわれます。
あきれますね。

相手にしたくなければ、最初の一言(ハローとかジャパニーズとか)の後にすかさず、「バイバイ」あるいは「チャオ」で押し切ってしまうこと。
一回振り切っても顔を覚えられていていると2度目に顔を合わせたときには、たとえ前に話をしていなくても、より親しげな態度になるので注意。


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1件のコメント

  • 客引き事情

    イスタンブールに限らず、この手の悪徳客引きなどは掃いて捨てるほどトルコの観光地にはいます。

    絨毯屋にしろ、旅行会社にしろ、ホテルにしろ、トルコ旅行での黄金律は、
    「誰にも付いていかず、自分で探す」です。
    客引き(とは連中は自分では言わないでしょうが。お店の人の親戚、友人などと言うかな?)に連れて行かれた場合、
    絨毯でもツアーでもレストランでも、
    本来の値段の上に「客引きへの手数料」として料金の25%(プラスα)が上乗せされます。
    本来なら100$で買えるものが、客引きに連れて行ってもらった場合、最低125$になるわけです。
    裏道の2階や3階にある小さなお店がどうして商売していけるのか。
    それは客引きが客を連れてきて、
    法外な値段で商売をしているからです。

    色々なサイトでこのことは言われてきましたが、
    相変わらず客引きに付いていく旅行者は沢山います。
    ちなみに、新しく法が改正されたらしく、
    旅行者にまとわりつく客引きに対して、
    5000$(だったと思います。あいまいですいません)程度の罰金が科されることになりました。
    もし、あなたがトルコで客引きにまとわりつかれ、
    鬱陶しい思いをしたなら、その客引きをさりげなく誘導し、警察に突き出すのも良いでしょう。
    (無理はいけません。危険な様子なら大声をだしましょう。自分の安全が第一です。)
    客引きのメッカ、イスタンブールのスルタンアフメットなら、地下宮殿入り口の前にツーリストポリスの黄色い建物があります。
    また、そこらに制服警官が巡回しています。
    気兼ねなく助けを求めましょう。

    なによりも、誰にも付いていかないのが一番です。
    特に道で声を掛けてきた人には絶対に付いていかないでください。
    100%客引きと思ってよいでしょう。
    レストランの店員やホテルのフロントなどでも客引きはいます。
    客引きはトルコ人も日本人も、老若男女色々います。

    みなさん、気を付けて、楽しい旅をしてください。

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