米国を除いて、原則的に、トラベラーズチェックは両替しなければ使えないものです。 よく誤解がありますが、 もともと、米国を除いて、 トラベラーズチェックはそのままでは使えないものです。 大きなデパートや日系お土産屋なら、そのまま使えることもありますが。 ですから、「トラベラーズチェックがそのまま使えない」のは、イタリアだけに限らない、旅の常識です。 また、大量の現金を持ち歩くのは、これも、イタリアに限らず、絶対にやってはいけないことです。 海外個人旅行では、安全が一番です。 現金は盗まれたらそれでおしまいです。 クレジットカード一枚で旅をすると、カードが盗難にあったとき、動きが取れません。 トラベラーズチェックは確かに、ちょっと現金にするのに、手間がかかります。 ですから、クレジットカード、トラベラーズチェック、現金をうまく配分して持って行きます。 トラベラーズチェックはアメックスにして、 アメックスのオフィスで手数料無料で、盗難にあっても諦められる額を両替します。 トラベラーズチェックの両替を何度もやるのは面倒で時間の無駄ですから、一度にいくら両替するかは、本人の旅のやり方によります。 両替が面倒だと思うか、 それとも、 いろんなところで両替するのも旅のうちと考えて楽しむか、 それも、本人しだいです。 クレジットカードのキャッシングも、最初は、 ATMの使い方に迷って、ビビルこともあります。 ですから、損でも、ある程度のユーロの現金を 日本から用意しておいた方がいいです。 両替については、僕が詳しく書いたものがあるので、 一度全部読んでみてください。 http://homepage3.nifty.com/worldtraveller/trainfo/money/carrymoney.htm 海外旅行のポイントは、金は多ければ多いほどいい(笑)です。 使うつもりはないが、もしものためにと思うならば、 日本円のトラベラーズチェックを持っていけば、 使わないで余った時に、そのまま日本で日本円になりますから、 心配ならばそういう形にしてもいいでしょう。 昔は、海外旅行に出る時に見送りが大勢いて、 家族が、出発直前に「これ持って行きなさい」と、 現金を10万、20万円と渡されることもありましたけどね。 これは、本当に面倒なものです。 いまはそういう人はいませんから、自分で考えて、自分なりのお金の持ち方を考えてください。 みどりのくつした