Re: ドルイドですか~ トピ主さん,ミロ子さん,こんにちは. 今回は掲示板から離れる意志には変わりありませんが,生きている証しとして出てきました.またすぐに「巣穴」に戻り,そこに籠もります. ドルイドって,宗教もキリスト教以前の原始宗教の意味で使われる場合もありますが,ローマ人渡来前のイギリスあたりにいた,そうした宗教を信じていた民族の(ケルト系民族とでも言いましょうか)僧侶階級のことを言う場合もあります.僧侶であり,預言者,呪術師,裁判官,立法者でもあって,祭礼を執り行う,その時代の社会での指導的な人だったのです. ケルトは文字を持っていませんでしたから,ドルイドに関しても,カエサルのガリア戦記の記述以外には資料がなく,実体はあまり分からないというのが現状です.その民族は神への生け贄として人を殺して埋める(あるいは埋め殺す)風習もあったようで,大英博物館に置いてある発掘遺体のリンドー・マン(Lindow Man)もその犠牲者だという学説もあります. イギリスでは,何か訳の分からない古いもの・人に「ドルイド」と名を付けることが多く(さしずめ「天狗の・・・」という感じ),私の住んでいた都市にも,近くに「Druid Hill」という地名があり,「Druids' Arms」というパブもありました(これは,郊外にあった全英第二の直径のストーンサークルの近くにあった店です). ドルイド教では樫の木(oak)と宿り木(mistletoe.クリスマスに家の中に飾りますが,これはキリスト教がそれまでの原始宗教と混交した結果でしょう)が神聖なものとして扱われます.リンクされたサイトの絵でドルイドが手に持っているのがそれです. ストーンヘンジはドルイドの遺跡という説もありましたが,今では否定されていたと思いました.しかし,現代の新興宗教的な,さまざまな自称ドルイド教徒たち(ケルト文化復活運動を契機とし,また,その派生として生まれた近・現代のドルイドを標榜する集団はいくつもあって,私もそうした人たちの集まりと思われるものを見たことがあります.)はまだそれを信じているようで,それゆえ,古代のケルトにとって重要な祭礼の日であった夏至(の日の出)を祝う集まりをストーンヘンジで行い,これがさまざまなトラブルを起こしているようです. ウェールズで行われている芸術祭 Eisteddfod(Eisteddfodau=複数形)にはこうしたドルイド信仰の名残が見られ,この主宰者はドルイドと呼ばれます. http://gwybodiadur.worldonline.co.uk/eisteddfod/eisteddfod.htm そう言えば,ストーンヘンジには,なんだかんだで20回,いや30回近く行ったなあ~
うわー、すーげーびっくりした~ あらっ、失礼しました、お下品で。。。 Bbさんは「お知らせメール」機能を設定していらっしゃらなかったと思うので、このコメントをお読みになるか不明ですが、 今、レスポンスを発見して、びっくりしました(笑) いや、勉強になりました。 内容保存しちゃいます。ありがとうございました。
Re: うわー、すーげーびっくりした~/私も.....。 でも、ご自分でも書いていらしたように、『生きていらっしゃる』ことがわかって、とても嬉しかったです~。 (ただ、残念ながら、Bbさんご紹介のページ、プリントアウトだけして、まだ、半分も読めていないんです。これから読もうっと....。) ミロ子さん、横から失礼いたしました。