6.漁師体験 翌日は、エガディ諸島のファヴィニャーナ島へ行きました。 目的は、ペスカトゥーリズモ。 随分前の雑誌「エスクァイア」のシチリアのスロウフード特集で見て以来、 ずうっと体験したいと思っていたのです。 ペスカトゥーリズモ。 漁師の船に乗り、漁を見たり、船で美しい景色を見て周ったり、 船上で漁師の手料理を食べたりするものです。 今回は、知り合いの仕事先の友人がこの島にいるので、 事前に、いつごろ行くから船の手配をお願いできないかと連絡していました。 前日彼に電話すると、明日の朝うちの店までおいで、 狭い町だから、店はすぐにわかるよと言われたので、訪ねていきました。 早速船の人に電話してくれて、船へ。 ところが、この日は風が強く波もあるため、島一周や料理は無理だけど、 網は仕掛けてあるので、漁はできるけど行くかい?とのこと。 もちろん行きました。せっかくですもの。 船で近くの岬付近まで行く間、この島の歴史や、 かつて鮪の集積場だったところを差して昔と今の話を聞きました。 そして魚場に着くと、汚れるから水着になりなさいと言われ(もちろん初めから着て出かけました) 水着姿で網を引き上げることに。 船の人が1人ついてくれて、1人ずつ交代で引きます。 鰯、鯵、鯖、ボラのような魚が多かったですが、名前はよくわからないけれど、 縦縞の魚、横縞の魚、小さいのから、そこそこ大きいのまでいろいろと掛かっています。 大きな蛸も掛かりました。 網って、長い時間引くと結構な重労働。エクササイズをしているみたいでした。 港に向かう途中、魚を網からはずすやり方も教わって、下手っぴながらもお手伝い。 港に着くとすぐに魚は1m×1.2mぐらいのワゴンに入れられ、早速売り出されます。 自転車に乗って、買いに来ている人たちがたくさんいました。 ああ、たたきにして食べたい! この島に泊まらなきゃ駄目だ… 次回は、キッチン付きの宿に1週間ぐらい滞在し、 風の無い日に、船で島を一周したり、あちこちのきれいなビーチに出かけたり、 そして上がったばかりの魚を自分で料理して食べるんだと、心に決めました。 紹介してくれた方の店にご挨拶に行き、鮪の燻製やら、カジキマグロのペーストやらを買い、 美味しい魚介の店を紹介してもらい、そこで蛸のサラダや鮪の燻製、 ウニのスパゲティなどをいただきました。 ここのウニスパは、生のウニではなく、ウニを塩蔵したものを使っているようです。 言わば、ウニの塩辛と言ったところ。 生ウニの味わいとは違うけれど、これはこれでまた美味しい。 イカの塩辛でパスタを作ってみたくなりました。
塩ウニのスパゲッティ グラツィアさん、お帰りなさい。 前回のように、読むだけで満腹にならないように、今はタイトルに惹かれながら飛び飛びに読んでしまっていますが、重労働のあとの生タコ(大好き)かー、やっぱりはじめはビールで・・・などと勝手にに想像を掻き立たせています。あとでゆっくり読みますね。 大量の塩ウニ(恐らく塩と少量の酒に漬けたもの)が時々家にあることがあり、いつもワインと生クリーム等でソースを作ってパスタに絡めて食べていますが、その時のウニの塩辛スパゲッティはどんなふうでしたか。ほかに美味しい食べ方があればと思って、よろしかったら参考までに教えてください。
Re: 塩ウニのスパゲッティ pmarinさん、こんばんは。 潮ウニスパは、塩辛状態のうにを、茹で上げたスパゲティにストレートにからめてあって せいぜいオリーブオイルを少し使っているぐらいで クリームも酒も、何も使っていないのではなかろうかと思います。 子どもの頃、北海道に住んでいた叔母が送ってくれた塩雲丹を思い出しましたが (おにぎりの具にすると最高に美味しかった!) それとは、固さも、食感も違っていました。お茶漬けにあうタイプかも。