その1
瀋陽北15:03発2180次列車は定刻から少し遅れて大同火車站 に到着した。
大同は雨模様。
おそらく、珍しい雨だろう。
中国入国後3日目。
1400㎞を踏破した。
予定以上のペース。
火車站 について最初にやったことは、次の列車の切符を買うこと。
実は、今度の中国旅行には、野望があった。
それは、内モンゴルのフフホト、パオトウに止まらず、さらに内陸を極めることだった。
そこで、パオトウの先の銀川、陝西省の宝鶏を目指すことにした。
集票所に行き、「明天」「銀川」で、切符を聞いてみる。
昨年は、苦汁をなめた集票所。
しかし、簡単に明日の18:11開(発)K43次新空調硬座快速のチケットが手に入った。
117元。
ほぼ、12時間の旅行である。
それも快速。
今回の旅行では、切符購入に関しては、昨年の反省から、手数料を払ってでも
現地旅行社を通じて購入して、確実なものにしようと考えていた。
ところが、簡単に、チケットが手に入った。
これで、大同での時間はほぼ二日確保できたのだ。
再び、駅舎に戻り、構内にあるという情報の大同国際旅行社に行くことにする。
事務所は、侯車室へ向かう階段の左側にあった。
そこには、明らかに欧米系の人たちが集まっていた。
雲崗石窟のツアーと聞くと100元だという。
ただし、入場料と食事は自己負担の模様。
今回は、さっそく申し込む。
行き先は、雲崗石窟と懸空寺だという。
スタートは9時。
エンドは5時。
丸1日の行程だ。
当然、英語と中国語のツアー。
少々不安が残る。