Re: 正確な答えにはなっていませんが 人民元 人民元(じんみんげん)は中華人民共和国の通貨。中国では通常人民幣(人民币、 ←幣の簡体字 Rénmínbì、RMB)と呼ぶ。ISO 4217でのコードはCNY。\記号を用いる。 単位は元(Yuán:正式には圆 ←(簡体字の圓)と表記する。圓、円に同じ)。補助単位は角、分で、1元=10角=100分になる。なお北京語では元を块 ←(kuài:塊の簡体字)、角を毛(mao)と置き換える事が多く、特に口語において顕著である。 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 と載っていました。
Wikipediaは見ました ですが、私はWikipediaよりも法律で定められているほうが正しいと思っています。また中国の現状を考えると「圓」の字が正式だとは私には思えません。 2005年印刷の「現代漢語詞典」では人民元の単位は「圓」であると書かれており、「元」は「圓」と同じであるとあります。 1996年の「関于発行一九九○年版壹圓券人民幣的中国人民銀行通告」では貨幣単位は「圓」が使われています。 また一説には1970年代の中国文字改革委員会の出した「第二次漢字簡化方案」で「圓」(←の簡体字)を「元」にするという案が出て、一時期一般に広まったためごっちゃになったのだという意見もあります。(結局このニ簡字はあまりに簡略化しすぎているという意見が多く、廃案になりました) ですが、2003年修正、2004年施行の「中国人民銀行法」では中国の貨幣は人民幣であり、貨幣単位は「元」であると定められています。「圓」は出てきません。今のところ、これが人民幣に関する一番新しい法律じゃないかな。 中国人民銀行のサイトでも貨幣単位は基本的に「元」を用いており、「圓」は紙幣デザインの説明などでしか出てきません。また中国の企業が税務局等に申請する書類や領収書などでも「元」の字が使われます。 「元が正しいのだから圓を紙幣に用いるのは間違っている」という意見は中国の有識者の間から出ています。 ですが、人民元のデザインでは始めから「圓」の字が使われていました。1948年発行の一番始めの人民元のデザインは毛沢東が承認したものだし(人民銀行や人民幣という呼称も毛沢東が考えたもの)、変えられないのかもしれません。 ちなみに紙幣上で「圓」の字が繁体字から簡体字になったのは1987年発行の第四套からです。例の「四大頭」や「大団結」、少数民族がデザインされているやつです。(今一番流通している「毛沢東」のは第五套。)