07/05/29 23:22

追加

ママのポッケさん、ムーミンママさん、こんにちは。
少々追加させていただきますね。なおBerchtesgaden(ガーデン…ですよね…)、は私が行った時は天気が悪くて眺望に関してはコメントできません。

Füssen / Schwangau
Hohenschwangauのお城の湖というのはAlpseeかと思いますが、池は池ですけど私は綺麗だと思いますよ。特に浅い湖岸付近を持つ湖の魅力は透明度と湖面の色の変化でしょうから、それはそれでよいと思います。ただしアルプスの入口付近にあたりますので、どこを見ても一面ステキな山景色という訳ではなく、特定の場所から特定の方向を見た時という条件付だと思います。もちろんアルプス主稜線などは望めません。そういう意味で、他のアルペン風景から見ると純粋な自然という意味では物足りないと私は思いました。その中に填ったお城を含めた景色としては他では望めませんが。
ところで、自然大好き系の方がSchwangauのお城方面へ行かれるのでしたら、フュッセンでなくてシュヴァンガウに泊ればいいのではと思うのは私だけでしょうか…。

Hallstatt
ハルシュタットそのものは必ずしもアルペンな険しい山並が十分満喫できるロケーションという訳ではありません。もちろんあちこち岩壁は覗いていますし、木々や深い湖、青空とのコントラストは素晴らしいのですが、Dachsteinの主峰が望めるGosau(湖)等とセットにすると更に素晴らしいでしょう。Krippensteinの中腹にある洞窟と氷穴もお手軽アドベンチャーで小学生以上のお子様には十分楽しめると思います。そういう意味で短期滞在型ということであればSt.GilgenやGosau, Abtenau辺り(町中ならBad Ischlあたり)からWolfgang湖周辺、Gosau湖やZwieselalm周辺、HallstattやObertraun/Krippenstein等に日帰りで出かけていくのはとてもいい選択肢だと私は思います。
また、慣れない方にはバスの乗り継ぎはあまり便利ではないかもしれませんが、かといって私はそれ程交通が不便だとは思いません。帰りの公共交通機関の最終が非常に早いという点を除いて。

Heiligenblut
ここはオーストリア最高峰Grossglocknerの最高峰のお膝元であり、Franz-Josefs HöheからのPastertze氷河を挟んだ眺めはおなじみかと思います。近隣もハイキングコースなどはいろいろありますし、Schareckなどへ上がるとより風景も楽しめると思います。この辺り, Hohetauernの山並はオーストリアの中心部に当たります。チロルなどと比べるとイマイチ知名度は低いですし、実際深い緑の谷間とチロル風俗とあわせたチロルの総合的な魅力と比べると純・山で勝負、というところもあり(東チロル方面はまた違いますが)、スイスの主山塊を既にご存知ですともしかしたら物足りないと思う向きもありますが、3000m級の山並が続く景色は十分楽しめるとは思います。
ただ、ここはちょっと所要時間的には遠いのですよね。Salzburg-Fusch/Zell am See間のSalzach川沿いの路線はあまりスピードが出ませんし、Zell am See側からですとバスも本数が少ないですし1000m以上の登り下りですから遅いです。山岳道路の眺めが素晴らしいことを考慮に入れてもお子様連れですと私やマルコポーロ3さんのように日帰り現地数時間突撃観光というのは少々お勧めしづらいように思います。従って最低一泊は現地でなさったほうがよいでしょう。
実際のところそれならチロル中部(Zillertal, Achensee, Innsbruck周辺)へ日帰りしたほうが日程的には楽かと思います。

長文失礼いたしました。

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1件のコメント

  • Re: 追加

    はじめまして。
    見ず知らずの者にこんなに時間を割いてくださる皆さんに感激です。

    なるほど・・山の景色といってもこういう風に分類出来るのですね。

    私たちが求めていた山は多分「アルペンな山」なのだと思います。

    私たち家族はスイスには行ったことがありません。今回息子はスイスにも興味を持っていましたが行くことができません。。「氷河」とか「最高峰」にとても惹かれたのはそういう事情があったからかもしれません。絶景を見られたらかなり満足しそうな気がします。

    「深い緑の谷間とチロル風俗と合わせたチロルの総合的な魅力」というのは私たちにとって新しい未知のカテゴリーで、「え?なになに?そんなのもあるの?」と興味津々です。具体的にはどのあたりがそれにあたるのですか?現実的に行けるかどうかは別としても興味あります。

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    07/05/30 02:42

    オーストリアアルプス

    「具体的」がその魅力を説明して、ということであれば、うーん。それはチロル本を読んでいただいたほうが良い気がいたします…。

    ただ少しだけ書かせていただきますと、オーストリア西部の大部分を占めるチロルの場合、中央のInn谷から派生するそれぞれのU字谷に緑の牧草地が広がり、斜面では牛が草を食み、チロルらしい家が並び、人々が生活し、その両側に当然のようにチロルの3000m級の山々が顔を覗かせている訳です。そしてアルムの広がる山の中腹以上へ上がると奥から更にチロルの主脈の山々が雪や氷河を抱えて現れる訳で、ひと目見て感動できるアルプスの山々が、当たり前のように人々の生活の中に存在してきた、風景が混在している、というのが楽しいのですよね。もちろん散策のルートも豊富ですし、ハイキング路を奥に入ればもちろん山と自分だけの世界というのもあり。噛めば噛むほど味がある奥深さという意味では滞在型にはいいところだと思いますよ。…そういいつつ私自身時間がなくて毎回短期訪問ばかり繰り返していますが…。

    スイスも似たような地形、文化を持っているところもありますし、単純に比較してしまえばスイスより標高の足りないオーストリアの山々はどうしても見劣りすることもあります。岩壁だけ取ればドロミテには勝てません。けど、逆にその生活との微妙な距離感が毎度惹かれてせっせと訪れる
    魅力なのかもしれませんね。…単なるオーストリアびいきなだけとも言えなくはないのでしょうが…。

    ちなみにBerchtesgadenやHallstatt/Gosau, Dachstein方面は、良くも悪くもステキな風景を詰め込んだ箱庭だと思います。前記の通り、私がBerchtesgadenへ行った時はあいにく天気が悪く、山並などはほとんど見られずに帰ってきたのであまりよく分かりませんが、時間のない方がまとめてポイントポイントから見るという意味では最適な風景なのでは。もちろん山と湖ですから毎日眺めていても好きな人は飽きませんが、バリエーションと奥深さという方向で期待する場所では必ずしもないのかもしれません。

    まあおそらくお役には立たないと思います。
    乱文失礼しました。

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