先週土曜にボルドーーメドック港間に汽車が走ると言うのを、偶然金曜深夜にHPで見つけて、次の日朝から大急ぎで出掛けました。
とりあえず目指すはPaillac。と言うのも20分ほど汽車が止まり、ワインの試飲があるとの事。
我々が車で到着した時、すでに汽車は駅構内。お水をもらっておりました。
隣には普通のローカル電車が止まっています。
駅構内はというと・・・?
実はこのイベントの面白いのは、ただ汽車が走ると言うだけでなく、ベル・エポックの香り漂う参加者の衣装です。
その名も「Soulac 1900」
http://www.soulac1900.fr/index.html
おじ様はシルクハットにちょび髭をつけ、消防隊や車掌さんもそれっぽい服を着ています。
ご婦人はと言うとそれぞれ踊り子だったり、その時代の水着や日傘に貴婦人のご衣裳で、ただ見ているだけでも飽きません。お若いお嬢さんに、男性でなくとも目は釘付け。
その後発車した汽車を追いかけ、スーラックの町に着いてみると、なんとパレードをやっています。その上商店の売り子さんもその当時の服装で、町中が浮き足立っていました。Bravo!
頭に丸い帽子?をかぶった神父さんや、修道士スタイルのおじさんたち・・・。大道芸の人もドレスやジャケットです。
汽車だけでなく、自転車、クラシックカー車、馬車、乳母車(赤ちゃんも当時の衣装です)と全て当時の雰囲気が・・・。
研ぎやさんや大砲や銃を撃っていたり(音だけです)麦藁帽を麦わらを編むところから作っていたりと昔の生活の様子も見せてくれて楽しくて、楽しくて。
(ちなみに衣装は貸してくれるようです。多分料金がかかるのでしょうが。)
一通り見て周り子供たちが目指すは海、砂浜です。(歩いていけます)
風がきつかったのが残念でしたが、砂はさらさらで細かく、子供たちは夢中で砂遊びをしています。
「この隙に」とつい私も寝そべってしまいました。
海岸でもイベントは続いていましたが、前夜のネット疲れでただごろごろ。とにかく気持ちが良くて、起き上がれない。(エトワルドさん、フランスの海はお薦めです)
浜辺にそのような衣装の人がいるのも、とても素敵でした。
スーラックに後ろ髪を引かれながら、Pointe de Grave(メドック港近く)へ。なんということはありませんが、ガロンヌ川幅は広いのです。
Blaye辺りでも、4キロ幅らしいので、ここはどれくらいなのかしら・・・。
対岸のロワイアンとはカーフェリーも運航されていて、その姿を見ておしまいにしました。
その後は外側からだけでもシャトーを見ようと、少しふらふらと走り、結局ポイヤックのワイン屋さんで紹介してもらった、川沿いにあるレストランで夕食を食べました。お客さんはまばらで、だまされたのかと思いきや、素晴らしい。23ユーロのムニュで、Tres Bien!!!
ぶどう畑も緑がきれいでもう花がついていました。(・・・散っていたのかも?)
フランスの片田舎のイベントで、お役に立つのかわかりませんが、楽しかったものでお知らせしました。
多分来年もあるのではないでしょうか?
日本の皆さん、どなたか大正ロマンの服装でお出かけになられては・・・。ハイカラさんのように、袴にブーツなんてどうかしら。フランス人から写真を取らせてくれと引っ張りだこ、間違いなし!?
日本でも、こんなイベントやって欲しいものです。堅苦しくないもので、お願いします。