安全というほどのもんではないけれど、ハノイでボランティア詐欺に出会った。地図を広げてきょろきょろしている私たちを見て近づいてきたのは、実直そうな男の子。日本語で話しかけてくるので、「日本語習ってるの?」と聞くとそうだと言う。「その博物館ならそこだから案内してあげる」。親切だと思ったら、やおら寄付してほしいだと。日本語で書かれたそこには、「彼女は」とあったので、男の子なのに彼女?はは~んと来た。日本人を狙った組織的なボランティア詐欺だ。こちとら、ブロークンな大声の英語に切り替えて、撃退したのだった。
教訓。日本語で話しかけてくるヤカラにはなにかしら魂胆がある。警戒警報発令だ。