Re: 女2人でイランの安宿に泊るのは・・ そうですか、ペルシア語を勉強しているなら、とっても楽しみな旅行になるでしょうね! でも、ホームステイを期待して旅に行くというのは・・・ イランを日本に置き換えてみると、 外国人が、見ず知らずの日本の人の家に(タダで)泊りわたることを前提として 旅をするということになりますよね・・・。 こういう心構えを・・・どう感じるべきなのでしょうか。 確かにイスラム圏の人たちは、基本的にホスピタリティあふれる人で、 とまっていきなさいよとか、ご飯食べていきなさいよ とかいう温かい雰囲気なので、こういう発想がでてくるのもとってもわかるのですが、 人の好意をまず前提とするという発想は、うーん、というかんじですよね。 もちろん気持がわからないわけではないのですよ! まず申し出を三度断って、それでもとまれといってくれるなら泊まるのが基本、というのをきいたことがあります。 実際、すごく貧しい家の人たちがとまれとまれと勧めてくれたりするケースがあるそうですので、 声をかけていただいた時のために、そういうことも考えにいれておくといいかもしれませんね。 前の方が言われていましたように、確かに隣国はイラクです。 アメリカ軍の占領によって治安の悪くなっているバグダードの諸地域などは、本当に危険かもしれません。 でも現代ですから、どこにいたってミサイルが飛んでくる可能性はありますし、 むしろ日本なんてすぐ近くに北朝鮮が控えていますから、 「本当は」日本のほうが全然危険なのかもしれない。 何が起こるか分からないのは、どこだって同じですよね。 だから、もうそういった「政治的な動き」は既に、 私たちの危険意識とかが及ぶ範囲のことではないと思うんですよね。 (かといって、そういう「危険だと思われている地域」に行くのですからなおさら、 自分のことを信じて出してくれる両親に感謝しながら、 自分の安全を常に確保する「努力」をしなければいけないわけですが!) バリにいた人たちだって、まさかこんなリゾート地でテロが起きるとは思わなかったですよね。 でもそういう「安全なリゾート地」的場所で起こった事件はもともとの「安全そうな」イメージによって忘れられ、 もともと危険そうなイメージをもたれているイスラムの地域の事件は、 人は忘れないし、もっと危険だというイメージを強める。 もちろんどこにでも悪い人はいますが、 ペルシア語とかアラビア語とか、イスラム圏のことを勉強している人からすると、 日本の人たちに「イスラームの地域」が悪いイメージばっかりで記憶されるのは、 人間の自然の脳の働き上、仕方ないとはいえ 結構悲しいことですよね。 だから、外国という異文化の中で異邦人としてお世話になるということ、 日本人を代表しているのだという意識やそれに伴う倫理観、 旅行者としての最低限の危機意識とか、 そうゆうのを忘れるといけないですよね。 私も来月からシリアに行くのですが、 如上のような謙虚な気持ちで日本人として正しいふるまいをして、 それによって少しでも「日本」という文化に触れられれば!と 大それたことを思っています^^ チェリッシュさんも私も、この意味では私的な日本代表の親善大使なわけです! 長々とすみません。 ここでやっと回答に移りたいと思います。 私はイランにはいったことがないので 物価については全く知らないのですが、 先日先生にいただいたイランの道路地図の中に、 hotelとはべつに政府が公的に運営している宿泊施設、 mehmansaraa(ゲストmehman 家、宿saraa) というのがあって、清潔でそれほど高くもないとおっしゃっていました。 が、先生の「高くない」は結構問題ですが・・・。 ペルシア語を学んでいらっしゃるのなら、 mehmansaraaはこの辺にありますか?と聞くと、 ホテルはどこですか?というより、きっと喜んでもらえますよ! お互いに良い旅にしましょうね!
Re^2: 女2人でイランの安宿に泊るのは・・ 貴重なご意見と情報、ありがとうございます! とても的確な視点で本質を突く内容だったので、読みながら気づかされることがたくさんありました。 日本の代表という考え方は、私のペルシャ語の先生も強調していた点です。 mehmansaraaの情報もとても役に立ちそうです。 本当にありがとうございます。