アユタヤ 20 朝の風景 屋台でつくってもらったラーメン(バミー・ナーム)にワンタン(キィアォ)をトッピングして30B。 ワンタンの他にチャーシュー、菜っ葉、おでんに入ってるような大根、カリカリに揚げてある豚の皮も入っていました。 「外人さんたちは食べないんですか?」 今朝はまだ誰も起きてきていません。 「たま~に食べる奴もおるけど、基本的には朝からクイッティオ食べるのはアジアンくらいやなw。 あいつらは今日もチェックアウトせぇへんから、9時頃起きてトーストサンドw。 俺たちは毎食米とかでも嬉しいけど、あいつらは朝飯くらい食いなれたモンがいいんやろな」 なるほど~....私みたいに短い旅じゃないもんなぁ。 外人さんにとっては、パンが私たちのごはんなんだ。 というわけで、日本人4人で早朝ラーメンですw フゥフゥ、ズルズル.... 「....うん..あっ、おいし~い!! すごいおいしいですね!これ」 すごくあっさりしてて、鶏がらのだしが効いてて、やさしい味♪ 「ハハハ、よかったなw でも、タイで麺類食べる時は音をたてて食べたらホンマはアカンでw 今は日本人だけやからかまへんけど」 「えっ!?そうなんですか? 先に言ってくださいよ~、はずかしいじゃないですかぁw」 「ゴメンゴメンw、忘れてた。 ほら、こうやって箸で少し取ってレンゲにのせて食べるのが上品な食べ方」 「へぇ~、そうなんですかぁ」 でも、この食べ方ってなかなかむずかしいな...うまく麺をまとめられないし... 「なれたら簡単やで。なぁ?」 そう言いながらズルズルと大きな音をたてる3人。 「も~っ!音たててるじゃないですか~w 冗談だったんですか!?」 「ハッハッハッ!嘘とちゃうってw だから今は日本人だけやしってゆうたやんかw そやけど、ここのラーメンいけるやろ? ちゃんとダシ取ってあるし、化学調味料に頼ってないもんな。 ほら、大根とか入ってるやろ? そんなんで甘味もしっかりしてるしな」 「そうですね~、どこでもおいしいってわけじゃないんですか?」 「シュウさんの食ったら他で食えないっすよ」 S君がもう食べ終えて言いました。 「ハハハ、そりゃ大げさと思うけど、確かにバンコクとかで食うと化学調味料の味しかせえへんな。 量も少ないし」 確かに私には多すぎるくらいの量です。 これで30Bって、すごいなぁ... パクチーも全然気になりませんでした。 半分くらい食べた時Aさんが、 「これ入れたらトムヤム風味になるよ」 と言って、庭の木から摘んできた葉っぱを洗ってから私にくれました。 「軽くもんでから入れて、スープ飲んでみて」 一口すすると、 「あ!ホントだ、日本で食べたインスタントのトムヤムクンの味に似てる!」 「やろ?バイマックルーって言うこぶみかんの木の葉っぱ」 みかんの木?! へぇ~、庭になってるんだぁ、さすが本場だなぁw 「今日は遺跡めぐりするんやろ? 8時くらいから開くし人気のあるとこは早めに行っておいで」 そうだ! 観光しなきゃ。 すっかり忘れてたw。 「あの~、自転車でまわれる広さですか?」 3人とも私を見てから声をそろえて、 「無理!」 と言って笑いました。 アユタヤってそんなに広いの??
アユタヤ 21 日本製 (ワットアルンの失敗があるからなぁ、早めに行かなくちゃ...) まだ空気がひんやりとしているうちに自転車をこぎました。 宿にはトゥクトゥクもあって、何人乗っても1時間150Bだそうですが、あの2人以外はみんな観光してしまってるし、ダイエットにもなると思って自転車を借りましたw 「地図で見るよりも広いし、無理せんとトゥクトゥクにしたら?」 とAさんは言いましたが、涼しくて気持ちいいし自転車は毎日バイトに行くのに乗ってるから自信があったんです。 「あんまり無理せんと、昼頃おなか減ったり暑くなってきたら1度もどっておいで」 Aさんに地図をもらって楽しみだったアユタヤ遺跡めぐりがはじまりました! 最初は、1番人気があってGHからも近いワット・マハータートに行くことにしました。 Aさんから、人気のある遺蹟は、団体観光客がいないうちに行きなさいと言われていたからです。 永い時間をかけて樹木に飲み込まれた仏頭が有名なお寺です。 でも、私はそれよりもお寺に向かう道をサイクリングしていることに感動していました。 (あ!ここにもセブンイレブンがあるw タイってセブンイレブン多いなぁ、でも、ローソン全然無いんだぁ。 売ってるお菓子とか全然違うのかな? あとで行ってみよーっと。 あ、ここがバンコク行きのバスターミナルかぁ。 一応時刻表みておこうかなぁ...でも、ホテルから遠いって言ってたし帰りも列車にすればいいかぁ) 涼しいうちに初めて来た海外で自転車をこいでいると、すごく自由になったような気がしました。 でも、なかなか前にすすみません。 なぜかとゆうと、私が借りた自転車はタイ人家族の子供が使っている小さめの自転車だったからですw。 GHにあるレンタサイクルは全部日本の中古品だそうです。 オーナーから聞いた話では、タイ製の新車よりも日本製の中古車の方が 長持ちするそうです。 中には、前の持ち主の住所と名前が書いてあるものもありました。 ちなみに、タイ人が自転車を借りにくることが時々あるそうですが、オーナー夫妻は絶対に貸さないそうです。 どうしてなのか聞いてみると、貸したら最後、返って来ないことが多いらしいのです。 冗談と思っていましたが、2人の顔は真剣そのものでした。 豊かだけど貧しいのか、貧しいけど豊かなのかは分からないけど、ここは日本じゃないんだよと言うオーナー夫妻の言葉を考えていました。
豊かだけど貧しいのか、貧しいけど豊かなのかは のん引っ越したねこれですぐ開けて見られるよ、おめでとう。 17歳迄タイで育ったの下の娘に自転車を買ってやり、すぐ取られ3日後出てきて、どうして日本では出てくるの?っだって、さすがに2回目は出てこなかったけど。 心の豊かさ、かな? セブンイレブンのフツーのお茶が30Bで甘いお茶が10B 爺は甘いお茶が苦手で・・・すしにもおでんにもあわへんし。 あ、あんまり枝増やしたらあかんな、また。
アユタヤ 22 朝1番のワット・マハータートには、係りの人しかいませんでした。 Aさんが言うには、 「スコータイとかに比べたらアユタヤは規模が小さいけど、それでも全てをまともに観光しようと思ったら1日じゃ無理やで。 アユタヤ島の外にも遺跡はあるしな。 ホントに遺跡に興味ある人は1ヶ月滞在して写真撮ったりスケッチしたりするけど、のんちゃんは時間も無いし、島内だけ無理しないくらいに観光しておいで。 ワット・マハータートなんかは狭いけど、朝、人がいないときに行ったら、結構不思議な気分になれるよ」 入場料30Bを払って遺跡内に入ると、まだ涼しい風の効果も手伝って、私1人、タイムマシンに乗って大昔のアユタヤにタイムスリップしたようでした。 (これ、本物なのかなぁ....) 首の無い仏像がずらりと並ぶ景色をみて、小さな仏像の膝に手を置いてみると、確かに人がつくったようにごつごつと、ざらざらとして、それがすごくリアルで、ひんやりとして。 不思議な気持ちになるんです。 ずっと、ずっと、ずーっと、ずーっと昔に、確かにここに人がいて、神様の存在を信じて、たくさんの人たちが暮らして、誰かと恋をして、結婚して、子供を産んで、育てて、老いてを繰り返して、 そして戦争をくりかえして.... 私は宗教のことはよく分からないし、お正月とか受験のときに神社に行ってお祈りするくらいだけど、 目の前にある首の無い仏像を見ているうちに、 「宗教って、なんでこんなにひどいことするの?」 って思いました。 いろんな国の宗教によって、いろんな神様や仏様がいて、 神様も仏様も、戦争なんか教えてないだろうし、善いことをすれば、死んだ後も天国に行けるからって言ってるだけのはずなのに。 日本は無宗教って言うけど、そんな事無い! だって、ゴミを道ばたに捨てそうになったりした時、 (こんなことしたら、きっとバチがあたる) って思うのって、神様を信じてるのと同じだもん! 宗教が違うからって、仏様の首を切ったりしたらダメだよ~.... またばかにされそうですが、私はそんなふうに思いました。 無造作に置かれた仏様の首が、つらかったんです。
お引越し、おめでとうございます 引越し後、初のトピが「バミー・ナーム」とは・・・ 偶然だとは思いますが、引越しそばですね。
あっ!すごいw ほんとだ~♪ いっしょにたべましょ~☆