中東から帰ってきました。
その時に体験したイランでのトラブルについて報告しておきます。
街からエマムホメイニ空港に行く途中に「ハラム・エマムホメイニ」という霊廟があります。
空港に行く時に「エマムホメイニ(エアポート)」に行きたいと伝えると特に思った以上に安い料金で交渉できた場合は注意してください。
実際のタクシーの行き先は空港ではなくこの霊廟。つまり、エマムホメイニは霊廟でもあるから、さっき伝えた料金は空港に行く途中にあるこの場所までで、空港に行くには追加料金を支払えを言ってきます。
もちろん、乗車拒否をして降りようをすると、ここまでのタクシー料金を払えと脅迫してきます。もちろん、目的地が違うので断るとポリスを呼ぶと言い出します。こちらに非がないのでポリスを呼んでも実際は全く問題ありません。(←実体験)。
中には、フライトの時間が迫ってるので仕方なく高い料金で空港まで行く人や、ポリスを呼ぶを言われて怖くなって泣く泣く我慢する人もいると思います。
実際に、自分が利用したときは深夜のフライトだったので霊廟で降りてから別のタクシーを探し空港に行くことは難しいと最初は思ってました。周りは何も無く、人もほとんど居ませんでした。
幸い、ポリスが協力してくれてタクシーを紹介してもらい、尚且つ安い料金で空港まで行くことができました。
もちろん、大荷物を持った旅行者が夜中に霊廟に行くなど普通に考えれば思いつくはずもないのに、イラン人は自分のしたことが間違っていないことを主張してきます。
はっきり言って馬鹿です。こっちは何度もエアポートという言葉を繰り返し伝えたし、相手は100%こっちが空港に行きたいことを理解しているはずなのに、エマムホメイニーをいう言葉が同じだということを理由に旅行者を不安にさせることなんて犯罪同然です。おまけに、いざという時になって(ポリスが来てから)英語ができないフリをしこちら側に理解できないようにペルシャ語でポリスと会話を始めます。
結論としては、簡単にあきらめると相手の言いなりになる国です。思った以上に安い料金で交渉できたときは怪しいことを疑ってください。
実際、お互いの料金が違っていて途中で降ろされた日本人もいるみたいです。(←情報ノートより)
また、街中で乗り合いタクシーを利用しようとしても、旅行者だとわかるとドライバーはチャーター料金で交渉してきます。乗り合いで支払う10倍近い料金を平気で言ってきます。
なので、自分は乗り合いタクシーを利用するときは既に乗客がいるタクシーしか利用しないようにしていました。そして、常に現地のイラン人がドライバーにいくら支払っているかを確認するように注意しました。
日本人の感覚からするとかなり安いと思ってつい高い料金でも支払いがちですが、実際はもっと安い料金で利用することができます。
空港に行くタクシー料金にしても、例えばバンコクのスワンナプームもかなり距離がありますが、1000円以下で行くことができます。それにもかかわらず、ガソリン価格が破格に安い国で尚且つタイよりもボロボロのタクシーが1000円以上もするなんて・・・オカシイです。
ちなみに、ポリスが言うには街から空港までは15ホメイニらしいですが・・・微妙です。
自分はホテルから空港の中間地点までメトロを利用したので単純に考えると半額でも高くない料金だと思います。
まあ、国が国なので、ちょっとしたことでストレスを感じると旅行が楽しめなくなってしまうので割り切りもたまには必要ですが・・・ちょっと、それでも非常に不愉快な思いをしたのでみなさんにお伝えしておきます。