Re: アフリカ縦断114日

衛星放送も受信せずオランダに住んでいるので日本での放映は見ていませんが、旅の形は人様々でしょう。昔の話になりますが私は82年5月から‐83年3月までアフリカを這いずり回りました。実際は81年にケニア入りしてケニアはかなり念入りに歩き回っていました。当時からあったオーバランドは高過ぎて、私の旅行の手段ではなかったですね。3000米ドルを身にまとい、それでいかに長くアフリカを回るかを念頭に現地人並みにアフリカ大陸を移動しました。国際電話も高くインターネットもない時代で、次の訪問先の日本大使館に私宛の手紙があるとなんともうれしかったものです。私がどこをさまよっているのか、誰も知らない。これを危ないというかどうかは別です。当時オーバーランドが行方不明になりイギリスから捜索隊が出たところ、行方不明の人々ではない数人の白人の遺体が当時のザイールで見つかったとか、また当時1人で旅行をしていた日本男性がタンザニアで音信不通になり、日本からご家族がいらしていたということもありました。
日本では集団行動、グループ行動が当たり前で、個人を重視する中では育たなかった私です。アフリカでの単独行動では自由を満喫。今でもツアーに参加する気持ちは毛頭ない人間です。それでなくても仕事では他の人達と十分に調和をとって生きていますから。年に4-5週間あるバケーションで出かける時くらいは自分の意思で行動させてください主義です。それでも当時、不便な国々長く回っていると日本人ならず、バックパッカー同士の絆というものが生まれることもあり、お互い助け合いながら、しばらく旅を一緒にするというケースは何度かあり、それを機会に未だに友好を保つ友人達が世界中に散らばっています。現地の人とのつき合いもまだあり、これが旅のよさのひとつでもあります。2002年のナミビア訪問がバックパッカーとしては最後でしたが、このときは初めてレンタカーで回ったので、アフリカを這いずる形がまた違っていましたね。出会う人達も違い、以前のような助け合い精神も形が違ってきます。
オーバーランド旅行はツアーの一種です。団体で一緒にいかにサバイバルするかです。参加する人が多くなれば、人また様々です。日本人だからだけではなく、個人の性格にもよるでしょう。調和心がないとなかなかうまくいかない部分もあるでしょうし、語学力も左右するでしょう。ま、これも賛否両論。それなりの面白さはあるでしょうね・・・。

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1件のコメント

  • 08/05/08 08:20

    Re^2: アフリカ縦断114日

     terra africaさんの経験も凄いものがありますね。
    改めて日本女性の強さを感じます。(笑)

    旅行のような趣味の範囲での協調性と、仕事での協調性は、全く別物でしょう。
    それを区分けできないのは大人と言えないかも。

    逆に趣味の世界では、思いっきり自己主張をするような人の方が、他人との相違を認め、仕事もうまくこなせるとも思います。
    冒険旅行で生き残れたのは、運も強いと言うことですね。

    私が、最もお手本と考えるのは、ジムロジャースの世界冒険旅行です。
    登山や宇宙旅行などの冒険については、冒険心とともに莫大な費用もかかります。

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    だから、ひと様々です。

    というのは言い訳でしょうかね?
    私の住むオランダはまさに利己主義に近いくらいの個人主義の世界です。協調性を尊ずるより、個人の世界ですのでかなりキリキリしたビジネス世界です。自分はこう思う。私のアドバイスはこうだ。と上下関係にに関わらず言い合う世界ですから、せめてバケーションではこの世界を脱して充電ですね。ですからオランダ人は年に4週間から5週間の年休休暇があるのです。女王でも大臣でも市長でもパン屋でも私でも同じです。もっとも私は今はワンマン会社自営ですから、時間の融通は私次第ですが。夫には3ケ月近い有給休暇があります。このくらいしないと生きていけないビジネス世界です。バケーションは趣味の世界というより、自分の世界です。世界の冒険家はほとんどが単独もしくは少人数のスタッフで、あとはシェルパの役割を果たす人がいる場合があるものです。そして確かに莫大な費用です。ですからこれはもうプロの冒険家のレベルです。私の世界ではないですね。私は冒険というより自分の知らない世界を覗き溶け込んでみるという試みが多いです。人が住んでいる世界を訪問するのであって人の未踏の地や極地訪問というのはまずないですね。今年の終わりからは各所3ヶ月滞在をめざし、住むことを試みます。もっとも1年くらいの外国滞在は面白い楽しいで終わるのですがね。
    ナミビアでは杖を引いた高齢者のキャンプツアーに出合いました。これが彼らにとって冒険かなと思いしやとおしゃべりを始めると、彼らのごくごく当たりまえのバケーション。2005年のボツワナでは81歳の誕生日を迎えたドイツ人老夫婦も私達と同じように車にテントを背負ってカラハリを走り回っていました。その後ドイツの彼らの家を訪問し、今も交友があります。オーバーランドの旅行を冒険というのはこれは確かに趣味の世界での話。団体ツアーには違いないです。が、これもまた人様々。

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