8) カマルグにて (F) 南仏の湿地帯、カマルグに行く現地ツアーに、アルルから4WDに乗って行った。 私の他に同乗したのは2家族、親戚らしかった。(全員相互にtuで呼び合っていた) 所々フラミンゴの群れ、と言っても10羽程度の群れだが、ビーバー、白い馬、牛、サギの群れなどが見られた。 フラミンゴは、写真で見るような数百羽いるところには出会わなかった。(季節が違うのかも) パリ近郊のEssonne県の投宿先に戻ってから、夕食時に、カマルグの話をしていて、ピンクのフラミンゴと、数は少ないけど灰色のフラミンゴの群れがいたと話していたら、11~12歳ぐらいになるそこの孫娘が、話を聞いていて、 「ピンクのフラミンゴは赤いエビを食べたからピンクになったのよ」 と言うので、おやおやと思っていたら、その家のおばあさんが、 「エビは生のときは灰色で、料理するから赤くなるのよ。フラミンゴが、エビを料理して食べるとでも言うのかい ?」 それを聞いて、孫娘は首をかしげて、あれ、間違えたか、なんて表情をしているから、一家は大笑いだった。 そういえば、日本の童謡に、「赤い鳥、なぜなぜ赤い、赤い実を食べた」と歌う童謡があったと思うが、どうも全体が思い出せない。 どこの国も、けがれのない子供の発想は同じかも知れない。