実は先ほどまで、スペインの新聞やメキシコの新聞を読んで
いました。しかしながら、日本で報道されている以上の
ことは書かれていない。結局、何故メキシコだけ?という
疑問は解消されませんでした。
他国でも犠牲者が出るのか否かで状況は全く異なってきます。
今はメキシコ>米国>カナダが危険地帯で、実際に渡航自粛
(メキシコはもっと強くすべきだと思うのですが)やそれに
準ずる措置ですが、犠牲者が他の国で出れば、行くことはできても
帰国できなくなる可能性も出てきます。帰国できても、しばらくは
拘束されるとか。実際に、北米中米からの飛行機は一時間近く
足止めです。
日本に入るのは時間の問題でしょう。インフルエンザに感染して
発病するまで最低一日、大抵は二日程度あります。短い時間で
動き回る日本人なので、発病せずに運び込む可能性が大です。
ここでの書き込みでも、『ばれなければ大丈夫』と平気でのたまう
かたが少なくないので、自覚症状はあってもすり抜ける人は必ず
います。
やはりメキシコでの致死率10%です。この原因解明が全てを決める
と言っても過言でない。仮にスペインで(メキシコとの交流が
当然盛ん)犠牲者が多く出れば、すぐに帰国したいところですが、
自由に飛行機を選べる客はそう多くないはず。その前に商店や
レストランの閉鎖、交通機関の運行停止。命からがら帰国しても、
空港で足止め、乗った機内で感染する(日本の通勤列車なみに
危険です、機内は)とか。
メキシコに関して少しわかったのは、情報開示が不足、教育が
浸透していないこと。先進国以外では、やはり国民の認識が
とても甘い。実際は感染が拡大していても、のんきに構えている。
気がつけば逃げたくても逃げられないことにもなりかねない。
また、高熱が出れば飛行機には乗れません(乗るべきではあり
ません)。
少なくとも感染力は極めて高いと思います。旅行で数日滞在しただけで
世界中にウィルスを拡散させていることからも明白です。
最後に、何故メキシコだけかということですが、実は新聞で知りたかった
のは死亡者の内訳です。貧困者が多いのか、BBCへのメールは本物かとか。
BBCへのメールが正しければ、SARS同様に医師がやられています。
それなら経済格差とは無関係。弱毒性とは言い切れないことになります。
実際、1918のスペイン風邪は現行ウィルスよりも明らかに強毒性でした
(実験で示された)。しかし、他国での犠牲者ゼロが説明できない。
余程健康状態が悪くない限り、弱毒性は寝ていれば直ります。
一家の大黒柱で、休みたくても休めないとか、それが許されない
労働環境があるのか。本来はマスコミや政府が本腰を入れて調べれば
わかるはず。
何度も書きますが、マスクに違和感の少ない韓国、台湾、香港、ベトナム
でも、この暑い時期にマスクをするのは勇気が要ります。人混みに出れば
当然リスクは高まります。一方で、封じ込めには失敗しているので、何処でも
感染リスクはあります。
脅かすようですが、海外に出ますか?感染するのなら国内でするほうが
断然良い(不幸中の幸いという意味で)のは間違いないでしょう。