答えづらい質問ですが

現在はアンマンに住んでいませんので、新鮮な情報はお伝えできないのですが...

アンマンからエルサレムへの往来は、容易と言えば容易、めんどくさいと言えばめんどくさいという、なんとも歯切れの悪いものになってしまいます。以下、歯切れの悪い文ですが...

エルサレムへの直行バスはありません。ただ、国境にはシャトルバスが走っていますし、イスラエル側がミニバスになるので頻度が少なく、物価が高いので運賃も高いという程度で、その気になれば乗っている時間は双方合わせて2時間くらいです。

ただし、特にイスラエルへの入国審査はとんでもなくめんどくさいです。審査上に着くと、まず荷物を全てコンベヤに載せて、別途審査に回し、手ぶらになったところで入国審査です。この際、審査官(若い兵士が多い)の機嫌を損ねると、最悪の場合入国拒否(拒否と大きく書かれたスタンプが押され、次回以降の入国にも支障が出ます)となります。また、なにかひっかかると別室に入れられ、いいとも悪いともいわれないまま数時間放置されたりします。もし、こうなったら、なにをいわれようと、どんどん文句を言って自分の審査の順番を早くしないと、いつまでたっても結論が出ずに時間だけが過ぎて行くことになります。この時点でヨルダンに帰ると言えば、預けた荷物をぶんどるのは面倒ですが、拒否スタンプは押されません。

というわけで、絶対距離は近いけど、心理的な距離はダマスカスよりずっと遠いというのが、エルサレムです。
ただ、たいていの場所はどんなところでも、行く価値があるかなど人によりけりですが、エルサレムだけは、さまざまな面で考えさせられることが多いところでじゃないかな、そう思います。

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