やはり、このルミエールの新酒祭りが一番楽しい、というか、コストパフォーマンスもいい(?)こなれたイベントだとつくづく感じます。
http://www.lumiere.jp/news/?id=42&type=news
ルミエールの最大の問題はアクセス。ここは特別にシャトルバスなどを出しておらず、パターンとしては、勝沼駅からタクシー、なんですが、この日はみんな同じ目的の人で並ぶのは必至・・・で、かつ、1500円近くかかります。二人でも往復3000円だと・・・。で、中央道高速バスがお勧め。釈迦堂か勝沼で降りて歩く・・・前者の方が近いですが、止まる数では後者の方が多いです。それでも20分も歩けば着くので、秋の葡萄畑を眺めながら歩くのもいいものです。
この日も雨。開始時刻30分早く着いたのですが、工場の一角を開放し、会場を雨天向きにセット。すでにお客が三割方埋まっていてびっくり。そのせいか飲み放題の方は9:45にスタート。ここのいいところは試飲でなく、1500円(グラスと簡単なおつまみ付き)で新酒を好きなだけ飲んでください。というところ。今回は6種類デラウエア、巨峰、甲州、マスカット・ベイリーA、ミルズ、ブラッククイーン。やや残念なのは、純粋に「辛口」がないことですが、それをカバーする(?)種類。しかも樽から直接注ぐ方式で、きちんと洗う水も用意されているし・・・。
ボトルで売らなければ、甲州、マスカット・ベイリーAも11/3以前には提供できるそうで、あとは、この時期にできる半分発酵した「できかけワイン」で、これもすきなだけ、飲めます。
10:30頃にはすでにお酒も十分まわり最高潮(雨なのに人は一杯)。他県から来ている人も多く、約束をしている訳でもないのに毎年、ここで必ず会う家族連れがいる。とか、かなりはまっている(?)人も多い。最初はうんちく系でない、こういう楽しい新酒会に参加するのがいいかも。模擬店もそこそこ。ショップとレストランは改装したばかりとかで、前よりも大きく立派になっています。
葡萄の産地をワイナリー近辺に絞った「南野呂甲州」というのをゲット。新酒は「山梨ワインツーリズム」の時に改めて買おう。ということで、しこたま飲んで・・・・次のサントリーに向かうべく、勝沼駅に向かいます。
サントリー登美の丘の最寄り駅は、甲府の一つ向こうの竜王駅。この駅はなにか「異様な感じ」がする駅で、どうしたのかと思ったら、安藤忠雄の設計だそうで・・・・彼の建築物は好きな方なんですが、ここはいまいち・・。
http://www.suntory.co.jp/factory/tominooka/event/event_010.html
かなり山奥にあるので、このイベントの時の一時間おきに四本あるシャトルバスに頼らないと、タクシーとかだとどのくらいかかるか・・・バスには計三人くらいしか乗らず、やや不安。ここのワイナリーは大きく二つに分かれていて、手前の醸造所エリアと、ショップ、レストランがあるガーデンエリアにそれぞれバスが止まる。この二か所間は別途シャトルバスがそこそこ走っています。
醸造所の貯蔵庫で新酒を樽から出す「イベント(有料)」があり、まずはウエルカムドリンク。午前にルミエールで出来上がっていたけど、もうそこそこ冷めている。リオンセラーとよばれる簡単なショップに戻りまた調子に乗って数種類試飲。ここではショップの女性の担当者の人が色々と話してくれて・・・・今年は「ワイン作りには難しい年だった。」とあちこちで聞くけど、「難しい」とはどういう意味か。とか・・・・。サントリーは亜硫酸ガスなしのワイン(いわゆる「無添加ワイン」)をあまり作ってないけど、酸化防止剤の 入ってないワインなんて、考えただけでも・・・なんて水を向けると、そうですよねえ。ということで(お客によって変えているかも知れないけれど。)会社としてはあまりこだわってない様子。第一、そんなことを問題にするなら、人体に与えるアルコールの影響の方がはるかに悪い。と思うけど、街中では「無添加ワイン」が増殖してますものね。
さらに奥のメインショップから見る景色がすばらしいらしいのだけど、雨で見えず。こっちがメイン会場なのだけど・・・雨のせいで、催し物もいまいち・・・で、ワイナリーに来れたことでよしとしましょう。。買物は今年から売り出している「ジャパン・プレミアム」のリースリング・フォルテと甲州のスパークリングをゲット。前者はリースリングと甲州の交配種とのことだけど、これは久々に五つ星、くらいにおいしかった。というか、交配種とはいえ、国産リースリングでこれだけおいしいのは初めて。スパークリングはとっておこ。・・・・
本日は終了。シャトルバスで竜王に戻り、明日の塩尻ワイナリーフェスタに備えるべく、塩尻の宿泊地に移動。さすがに夜も一杯・・・というのはやめました。
