のりーたさん >なぜあの雑踏に 青い神様の格好の子どもがいたのか?? >宗教儀式でもしていたのでしょうかね。 私はこの映画はまだみていませんが、プロモ映像に移った子供の姿をみました。 物乞いだと思います。インドで最も人気のあるシバ神の扮装です。私は'07年のアラハバードのクンブメーラの祭りで何人もみました。
右手に弓矢を持っているのはラーマ神です。ヒンドゥー暴徒の主張する襲撃理由の象徴です。 問題はこうです。"In depictions of God Rama, he is famously holding what in right Hand?"答えは"bow and arrow" U.P.州にアヨーディヤという聖地があります。ヒンドゥー教のラーマ神の生誕地とされる場所ですが、バブリ・マスジット(イスラム教の礼拝堂)が立てられていたため、ヒンドゥーが返還を要求して対立していました。1992年、遂に暴徒化したヒンドゥー教徒によりバブリ・マスジットが破壊され、ムスリムとヒンドゥーの報復襲撃の応酬がインド中で勃発した時期があったのです。ムンバイでも抗議デモなどが盛んに行われました。 あの子供は、「この襲撃はラーマ神の神罰なのだ」という、その象徴なのです。
Re: 右手に弓矢を持っているのはラーマ神です。ヒンドゥー暴徒の主張する襲撃理由の象徴です。 ネハさん こんばんわ 漠然と 何かの宗教対立なのかな??と 見ていたのですが 知れば知るほど 奥が深いですね >あの子供は、「この襲撃はラーマ神の神罰なのだ」という、その象徴なのです。 象徴として、ラーマ神の扮装をした、子どもも1歩間違えば、危害が及ぶわけですから 映画の主人公達も このラーマ神姿の子どもも 「何がなんだか 状況が分からないまま 争いに巻き込まれた」 色々な意味で 被害者なのですね
ネハさん 今、きちんとプロモ映像を観て見ました。質問部分は出てませんが、回答に弓と矢と出てますね。本編をみずに推測して失礼しました。そして修正していただきありがとうございました。確かにアラハバードで観た物乞いの子は三叉の槍を持っていました。 ヒンドゥーのイスラム寺院襲撃は日本のニュースで観ましたが、ラーマ神を子供で暗喩させる背景を知るのは映画を観た人ではヒンドゥー教徒やファイナルアンサーで稼げそうなネハさんのような人でしょうね。私はどうやら最初の質問でつまづきそうです。ぜひ私が出たらテレフォンで助けてください。
物乞い・・・ マンジンさん こんばんわ 返信ありがとうございました そうですか 物乞いなのですか~ ハロウィンのように仮装をするお祭り・・の発想ではないのですな 小さな子どもが神様の扮装をして、観光客の写真におさまる・小銭を貰う・・・・ 生活手段なのですね。 物乞いの子に対して「目の見えない方が 沢山稼げるから・・」という台詞もありました 私にはかなりショッキングでしたが 現実なのでしょうね これもまた 映画・・まだご覧になっていないのですね 皆様のおかげで より深みのある映画鑑賞になりました
日本人と常識の差 >物乞いの子に対して「目の見えない方が 沢山稼げるから・・」という台詞 チェンマイでコンドミニアムから友人宅の途中に小学校があり、いつも親がお出迎え。親が駄目な場合はピックアップトラックの荷台を改造した車で近隣の子どもの送り迎えを仕事にする人もいました。その頃はタイのことをよく知らない外人の私は 「タイって子供に過保護だよね」 それに対して在住の日本人会婦人部長の友人は 「確かに過保護だけど、あれは別なんよ。子供が誘拐されて物乞いにされるから、送り迎えするの」 もらいが多くなるということで、誘拐後に足や手を切るという話でした。考えてみればバンコクの歩道橋に足のない物乞いがいるのは不思議ですよね。マフィア組織のようになっていて朝と夜に運ぶというお話。赤ちゃんを抱いている物乞いも、自分の子供ではない場合も多いとのことです。 タイもインドも物乞いはこの20年でかなり少なくなりました。 20年前、当時のボンベイで忘れられないのはひとりの少女の物乞いです。ひとりに渡しても大勢に囲まれるのでやらないということに決めていたのですが(実際は貧乏旅行でケチ癖の言い訳だったと今は思います)、日本人なら5歳くらいの少女(栄養の問題で実際はそれより年上でしょう)は10分以上、泣きながらついてきました。物乞いのほとんどは100メートル以内であきらめるのですが、彼女は違いました。 「なぜ意地になって渡さなかったのか」今でも後悔します。その数日後にゴアのパナジで路上死に遭遇してしまったからです。救える命があったのかも知れません。 それ以降は小銭があれば、自分の気持ちしだいで自然に渡すことができるようになりました。 『サラームボンベイ』という映画を観た時も、ボンベイでの出来事を思いましたが、この映画を観ても思い出しそうです。