激安ツアーの真実。
誰でも知っている業界第1位の旅行会社主催の
関空発着の通販ツアー、旅物語。
燃油、空港税を加え、実際は41000円。
6日間、五つ星ホテル宿泊で、上海周辺の江南地方の周遊。
全食事付き、上海蟹1匹付き。
国内、1泊2日の東京出張より、安い。
このツアー、明らかに、地上手配費はかなりのマイナス、
すなわち、観光が付けば、安くなる。
その分、無理が生じる。
地上手配費を現地で参加者から補填するために、
暴利オプションツアーの押し売り、
暴利土産物店への拉致連行、
暴利みやげ物品の押し売り、
1枚1000円の写真の押し売りで、
帳面尻を合わす。
いずれも、市価の4倍。
「安いツアーでは、オプション買うのは義務」
現地ガイドの弁。オプションの意味が判っていない。
市価を知らせないために、ツアーの終了は午後8時前、
オプショナルツアーの終了は午後10時。
涙ぐましい努力。
それで、翌日の出発は午前8時。
オプショナルツアーを買わなくても、疲れる。
普通のスーパー(超市)やコンビニ(便利商店)へ
行く機会を奪ってしまって、中国の物価水準を
悟らせないようにする方針。
参加者の多くは初心者で、このからくりが判らない。
オプショナルツアーの参加率も、8割以上と、異常に高い。
日本の旅行社は業界第2位、第3位、第4位の会社も、
横並びのツアーを出している。
ここ3年で7回中国へ言っている私は、
どこへ行っても同じ趣向のオプショナルツアーや、
どこへ行っても同じ趣向の土産物品には、
何の関心がない。
何も買わない、オプショナルツアーも買わない。
個人攻撃を現地ガイドがしてきた。
そりゃ、システムは判っているので、協力はしたいが、
魅力のないものを買う気がしない。
これが激安ツアーの真実です。
中国でも10万円を越すツアーなら、こうしたことはない。
激安ツアーは、日本の旅行社が
中国の現地旅行社に無理を押し付けすぎ。
それを実感したツアーでした。