ルッツエルン経由のポイント

ちぇりこさん、こんにちわ。
横から失礼します。

>１時間程遠回りしてもルツェルン経由はおすすめでしょうか？

このルートは鉄道ファンからみると

(1)スイス国鉄唯一の1mゲージ（線路幅）かつラックレールである。
(2)峠越えが楽しめる（登山電車っぽさ）
(3)ブリエンツ湖の湖岸を走る。

の3点でしょうか。
(1)は(2)の手段ですので、さておきこの峠、幅がそれほど広くなく峠越えの線路脇には道路があり車がスイスイ走る・・・そういう区間です。

私が好きな崖を無理やりよじ登る・・が味わえるのはマイリンゲンを出てしばらくの間だけ、あとのラック区間はそれなりに傾斜はありますが、ラックにしなくてもよさそうな・・・。
景色はやや狭い谷間の村、畑や山（それほど高くない？）の牧歌的なものです。

(3)はそれなりに気分爽快です。

さて・・・私事ですが、9月のイタリア・スイス旅行ではチューリッヒから帰国します。
帰国前日の宿をベルンにするかあるいはルッツエルンにするか悩んだのですが、初めての街ベルンにしました。

前々日はミューレンに宿泊予定なので、鉄道オヤジ的にはゴールデンパスでブリューニック峠を越えてルッツエルン泊とすべき所なのですが、そうなると目の前に迫るピラトウス鉄道やリギ山の登山鉄道に乗りたくなります。
しかも時間的には乗れないことは無い・・ってのが余計に頭が痛い・・・。

結局、ゆとりを持つためきっぱり断念しました。
帰国当日はベルンからチューリッヒ空港まで幹線経由です。
この幹線は、20数年前に初めてスイス（海外）出張した際、初日に鉄道で移動した経路(方向は逆ですが）です。

そのため列車の乗り心地のよさ、威厳がありしかも親切な車掌さんの対応、欧州の田舎の車窓と、結構印象に残っています。

山あり谷ありという山岳鉄道ではありませんが、ぼうふらおじいさん仰せの様に決して悪く無いと思います。