いつもレンタカー(マニュアル)でヨーロッパを旅行していますがドロミテ山塊で、自分でレンタカーで移動するのは無謀でしょうか?日本ではオートマですし、海外でも坂道発信などあまり経験がないのでちょっと心配になりました。夏に一週間ほどドロミテで滞在する予定ですが、お勧めの滞在場所や過ごし方など、教えていただけたら嬉しいです。当方、60歳前後のカップルでなんとかつたない英語で個人旅行しております。
Re: ドロミテでのレンタカーは無謀? 日本ではオートマ運転の79才です。年2回の主として欧米の個人旅行ですがそのうち大体1回はレンターを利用します。 左ハンドル(通行区分)、マニュアル/オートマ、土地不案内の三つがハンディになるのでこのハンディを少なくする為に、左ハンドルの欧州大陸、カナダ、米国ではオートマとカーナビつきを選んでいました。 しかしオートマつきは価格が高く、その上小型車が少ない(この為さらに価格が上がる)のが問題です。 ポータブルカーナビを買い負担が少なくなったので、最近は右ハンドルの英連邦国(英、豪、NZ)ではマニュアル車を選ぶようになりました。 前おきはそれぐらいにして、 1.ドロミテの経験と見所 2007、2008年にドロミテに行きました。2007年はミュンヘンでレンタカーを借り、2008年は一人旅だったので経費節減で公共交通利用でした。旅の模様や見所は次のに報告しておりますのでよろしければ 2007年 http://4travel.jp/traveler/4nobu/album/10188354 から始まるシリーズ 2008年 http://4travel.jp/traveler/4nobu/album/10318898 から始まるシリーズ 2000年にインスブルックでマニュアル車を借り、チロル・エッツタールから山越えする途中で天候悪化でツィンメルヨッホから引き返しました。雨続きのチロルを逃げようとしたのにイタリア側も雨でしかもイタリア側は未舗装道路でスリップが心配だったからです。 2.マナーなど 道路財源の不足のせいでしょうか自動車道路としての拡幅、直線化が一部を除いて遅れているのはイタリア・ドロミテだけでなく英国の田舎道も同様です。 従いまして速度は慎重に、そしてカーナビの助けは貴重です。 英国もドロミテ(に限れば・・、他のイタリアでの経験はありません)もマナーは日本に比べて悪くありません。 日本では幅がせまくなったり、交差道路があると(こちらに優先度があっても)すぐ速度を落としますが欧米ではその様な対応をしません。それを日本人は乱暴運転ととってしまうのではないでしょうか。 反対に習慣で速度を落として「むやみとそして急に減速するな」と注意された事があります。 一方エンスト、力がなくて速度が上がらない、運転技能が低い、地理不案内とかで理由の明らかな&予測可能な場合は紳士的で、のろのろ運転でも日本のようにクラクションで煽られたことがありません。 彼らは平均速度は高めですが運転が乱暴危険ではないと私は感じました。(日本ではよくある)見通しの悪い道で見込みで追い越しをするなどの乱暴運転はめったにありません。 従いまして自分のペースで安全第一で堂々と運転すればいいのです。ドロミテは老人の私にとって運転し難いところでは決してありませんでした。 3.MTかATか レンタル料の問題がなければATがだんぜんお勧めです。 ただ台数が少なく、予約しているのにいざ現地で「ない」といわれた経験があります。 昨年のスコットランドでボグゾール製MT車の変速レバーのパターンが極端に使い難くて困った以外は(頭の鈍くなった老人ですが)すぐに慣れました。 4.お節介ですが 今回の質問の趣旨からは外れますが・・・。ある回答でお勧めのMTでの「スローインファーストアウト」はファーストアウトのトルク変動(急増)が濡れた路面や積雪路面でスリップの要因になりますのでおやめください。 タイヤのスリップ(空転)の原因の一つはトルクの急激な変動なのです。 また積雪路面やドロ地からの脱出にはエンストがなく低いトルクでの発進可能なAT車がだんぜん有利なのは積雪地の常識です。このような状況では「MT車はセカンドから発進せよ」と言うのは(エンストは覚悟して)この低トルク発進を期待してなのです。ついついアクセルを踏み込んで大きなトルクをかけてしまい勝ちなので。 もちろん前回答者のようにスムーズな変速の出来る大ベテランさんの場合を除いてですが。
なんでMT車なんですか! 私は欧州でもAT車(コンパクト)を借りています。 ドロミテ地域もAT車でした。 ハーツやエイビス等で予約するとなかなかAT車は 有りませんね。
山間部でのMTの必要性 ATがないわけじゃないが、アルプス周辺では、むしろMTの方が実用的なんだよ。ATは、実際の負荷が変わってからギアチェンジするが、山間部では、上り坂、下り坂、カーブにさしかかる前にMTでギアダウンてトルクを上げ、それを抜ける前にギアアップする。ATでも、マニュアルシフトができないわけじゃないが、それをやるならMTの方が話が早い。まして雪なんか降ったら、雪質に応じてトルクを変える方が安全。
マニュアルに慣れていれば大丈夫だと思うけど 坂道発進が必要なのは、ボルツァーノ~カナゼイの山越え。細いところがところどころにあり、基本は登り優先だが、場合によっては、登り側が待避して、そこから坂道発進しないといけない。とくに夏場は、カレア湖の西のあたりに路肩駐車する車が大量にあり、ただでさえ細い道が一車線になってしまう。その先に新しく土産屋と駐車場ができているので、そこに停めよう。 ポルドイ峠より東は、観光地として整備されているので、駐車場なども平ら。夏場なら、まともな道だけであれば、雪の心配も皆無。150キロでぶっ飛ばす車だらけのドイツやイタリアの高速道路とちがって、みんな慎重な低速だから、むしろかえって運転しやすいかもしれない。 車で行くなら、トリチンメがかなり上まで車で上れるので、ぜひ訪れてみては。駐車場から先はだれでも歩ける、勾配の少ない登山道が山頂を一周している。とはいえ、アルプスの高山である以上、登山靴や、天候の急変のための装備は必携。 近年の人気は、テレビドラマの舞台、ブライエス湖。ドロミテからすれば北側だが、山の合間に穏やかな村落の平野が広がっていて、峻厳なドロミテとはまた別の爽やかな印象がある。夏場には、まさにおすすめ。