昨日大宮ロフトにあるジュンク堂書店へ行って新しいラオス旅行ガイドを見つけました。
地球の歩き方とは別にラオス旅行の重要な参考になると思います。
出版社はめこん、書名は『ラオス観光公式ガイド』(2013,1月初版)
ラオス情報文化観光省監修、藤田昭雄編。定価1,700円(税別)。
章立ては、1.ラオス旅の楽しみ、2.ラオスの旅を組み立てると、旅行の総論から始まります。
1章ではラオスの暦から年中行事を紹介しているのがよい。
2章では旅行に適した時期、公共交通手段をきちんと説明、情報もしっかりしている。宿の総論と入国手続き(ビザ)について。
3章以降は各エリア毎の紹介となるが、特徴的なのは首都のビエンチャンから始まらないこと。
北から順にラオスの諸地域を県毎に紹介する。このあたりは行政機関である情報文化省のチェックが入っているのか、編者は各県の情報を公的機関から事前にもらっているのだろう。
実のところまだ詳細は読み込んでおらず、よく知っている町などを目を通したに過ぎないのですが、案内は詳細で年中行事などもよく紹介されています。時期を得た写真が豊富で楽しい。
個別の宿やレストランなどの案内はないが、それはガイドブックの情報を古くさせない方法でもある。
ガイド本の作り方としては非常に参考になります。
終章はラオス学習ノートと名付け、ラオスの国土、歴史、民族宗教などの概略が書かれている。概略に過ぎないけれど、編者の志が感じられる部分でもある。
編者の藤田昭雄さんは実は地球の歩き方創刊メンバーのひとり。たぶんヨーロッパ地域が彼の専門だった。
JICAのシニアボランティアとしてラオス情報文化観光省観光促進局で活動。その実績がこの本になったと思われます。
地球の歩き方の編集プロダクション関係者も参考のためにぜひ一読すべき一冊と思います。