客待ちのタクシーに女性一人で乗るのは危険度が高い ホテルや店でタクシーを電話で呼んでもらった場合には、 連絡先がはっきりしているから安全性はあると思われるが、 例えば、店でタクシーを呼んでもらおうとして、 「店の前に客待ちがいるからそれに乗れば」といわれて乗る場合は危険性があるかも知れない。 以下、昨年発生したタクシードライバーによる性犯罪の報道を紹介します。 報道1(2008年2月19日夜、パリ) http://www.lepost.fr/article/2009/03/17/1459739_viol-d-une-etudiante-suedoise-portrait-robot-de-l-homme-recherche.html パリシャンゼリゼのディスコから出て客待ちのタクシーに乗ったスエーデン人女性19歳が、 Versaillesの西方まで連れて行かれ、強姦され解放された。 彼女の証言により、モンタージュ写真が作られ、調べたが、 写真のような風貌のタクシードライバーの登録はなく、偽のタクシーではないかという説が出ている。 写真は、モンタージュ写真。犯人年齢推定約40歳くらいとのこと。 報道2(2008年2月末日夜、パリ) http://www.lepost.fr/article/2008/05/03/1188718_faux-taxis-le-chauffeur-etait-ultra-flippant.html 上記報道1の何日か後、 パリ中心部でタクシーに乗った女性客(フランス人)から、以下のような届け出があった。 彼女の証言によると、市中心部で客待ちのタクシーに乗って郊外に行こうとしたが、 ドライバーが赤信号で停まるたびに自分の方を見て、脚の方もじーと見たあげく、 ある信号停止で、手を伸ばして脚に触るし、行く方向が違うので、外周道路あたりで、 お金を払うから降ろしてといって、車を止めさせた。 支払いの際、お金を渡そうとしたら、腕を撫でられた。 犯人の人相については、以下のように証言している。 2月19日の事件報道は知っていたし、ドライバーは30歳ぐらいで、モンタージュ写真の男とは違う。 報道3(2008年4月19日パリ 以前投稿したので、そちらを参考に↓ ) 被害者はスエーデン人女性、19歳学生。死亡事件。犯人は51歳、逮捕。 http://bbs.arukikata.co.jp/bbs/tree.php/id/373140/-/parent_contribution_id/358652/ その後の報道では、この犯人は、タクシー免許が切れていた模様。 報道4(2008年4月27日 パリ) http://mondammartin.blogencommun.fr/2008-05-saint-mard-agression-d-une-hotesse-de-l-air/ 深夜、パリの東50kmあたりで警察官が勤務を終えて帰宅のため車を走らせていて、 道路沿いを泣きながら歩いている若い女性を見かけたので、車を止めて、質問したところ、 タクシードライバーに強姦されて、自分がどこにいるか分からないと言うことだった。 署に保護して事情を聞くと、以下のような内容だった。 被害者は、航空会社のキャビンアテンダント、フランス人23歳。 ディスコで飲んで、地下鉄13号線の駅から降りてタクシーに乗った。 自宅のパリ北西郊外とは方向違いの、パリ東部郊外(50~60km以上離れている)に連れてこられ、 ナイフで脅されて、強姦され、殴られた後、解放された。 この事件は、報道3の死亡事件の犯人が逮捕された後の発生で、犯人は上記死亡事件とは別とのこと。 報道5(2008年5月26日 南仏カンヌ、この事件は二人でタクシーに乗った) http://www.leparisien.fr/faits-divers/un-faux-taxi-ecroue-pour-le-viol-d-une-de-ses-clientes-27-05-2008-3298526498.php 旅行でカンヌに来ていた30歳と34歳の姉妹がディスコでタクシードライバーだという男と知り合い、 彼のタクシーでホテルまで送ってもらうことになって、姉妹で彼の車に乗った。 二人はまもなく眠ってしまい、妹が気づくと、車の中で男にレイプされている最中だった。 妹は、横で眠っている姉を揺り起こし、姉は車から降りて叫んだので、 男は妹を車から降ろして逃走した。 姉妹は、車のナンバーを覚えていたので、警察は、この男をとらえた。 ディスコで、睡眠薬か何かを飲ませた疑いがあるが、男の家の家宅捜索からは何も見つかっていない。 男は、偽のタクシー免許で、自分の車で営業していた。 警察は、男を、婦女暴行、二人のブランドもの腕時計の窃盗、偽のタクシー免許行使の疑いで、取り調べている。 この事件に関して、カンヌのタクシー組合の組合長が以下の意見をメデイアに語っている。 数日前に、カンヌで二人の男の乗った偽タクシーに乗車したカップルが、 走行中、助手席側の男にナイフで脅され、財布を奪われた事件があった。 偽タクシーの取り締まりをフランス全土に強化するよう、パリの警察庁にお願いする。 パリには、業界情報で、200台ぐらい偽タクシーがいるとの情報がある。 若い女性は、お気を付けください。(客待ちのタクシーに乗らなければならない状況を避ける) 男は、経済的被害だけでしょう。