旅先でめがねをなくす。

下記は、12年前のはなしです。

一応、 現金を作って 、あとは白玉川までタクシーだ。
止まっているタクシーにアプローチすると、正体不明の人間が既にのっていることがわかり、2台目に切替える。
タクシーは、市街地をつっきって走る。
だいぶ走った頃、1台のタクシーがきて、停車を命じる。どうしたのだろうか?
運転手は、手にめがねをもっている。「前の客がわすれていったんだ。おまえ、営業所に届けておいてくれ」とでもいいたげだ。
ところが、その眼鏡を良く見ると、びっくり。わたしの胸ポケットに入ってるはずの物だった!
中国銀行の中が暗いので、度つきサングラスから透明の眼鏡に掛け変えて、そのままポケットに入れておいたのだ。
どうやら、1台目のタクシーに乗ろうとしてしゃがんだ時に落としたのだろう。それを追いかけて届けてくれたのだ。お礼に払った10元は安いものだった。ウイグルの人の気遣いに感激する。以後、使わない眼鏡はかならずバッグにしまうよう、強く習慣づけた。


全文は下記で。
http://silk.shinshu-a.com/html/silk12.htm

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