10/03/05 08:46

ドイツでチップは一切必要なし = そうとは限りません

「あれこれ考えると面倒」「チップを払ったことは一度もありませんし」「イヤな思いをしたこともありません」とありますが。。。

それではチップに関する経験が少ないのでは…と思います。

基本的にテーブルまで物を運んでもらわない場所、マクドナルドやスターバックス、街のパン屋さん、ケバブ屋さんなどではチップ不要です。

ドイツの「レストラン・カフェ」にてのチップは常識です。
カフェやレストランで無料の「お水」や「お茶」はありません。
おしぼりもたいてい無いでしょう。海外はもう日本ではありません。
「トイレ」も有料です(レストランやカフェでお客としてはもちろん無料でトイレを利用できます)。
つまり文化が違うのです。

現地レストランでのアルバイト経験がありますが、日本のお客様が来られた後、ドイツ人の仕事仲間と「日本人のお客さんチップ無かったよ~…」という会話になることがよくあります。
もし「チップなし」が「普通」であれば話題にはなりません。
「きっと日本の感覚なんだろうな」と思いますが、ドイツ人には「日本の感覚」など理解できません。

ではどう払うのか???
実際例です。


【レストラン・カフェ】
会計8.5ユーロ ⇒ チップ込み 10ユーロ
会計56.5ユーロ ⇒ チップ込み 60ユーロ
一人当たり50セントから2ユーロほどの間で計算します。(適当です)

【渡すときの言葉】
無言でお金を渡しても、意図することは通じません。こちらの意図を伝えましょう。
出した金額すべてを受け取って欲しい場合
⇒ Stimmt so!シュティムト ゾー と渡しながら言います。
おつりが欲しい場合 たとえば30ユーロ渡したいが50ユーロ札しかない。
⇒ 英語でも良いので渡したい金額の数字の後に Bitteビッテ かPleaseをつけます。
【言葉がよく分からない】⇒おつりを受け取った後チップだけを手渡せばOKです!


【タクシー】
18.5ユーロ ⇒ 20ユーロ
14ユーロ ⇒ 15ユーロ

【トイレ】
デパートや駅などのトイレで料金が明示してある場合はその金額を! たいてい30から50セント
駅などではお金を入り口で入れないと入れない場所も有。
金額などの明示はなく小銭を入れるお皿があり、掃除係が待機している場合
この場合は義務ではありません。お一人だけなら無くても良いと思います。
家族やグループ3、4人で利用した場合 50セント~1ユーロ渡せると良いでしょう。

【ホテル】
これは宿泊先(ご旅行主様)のレベルによって変化します。
ホテルが5つ星で無く、ホテルは寝る場所ですという場合は特には必要ないでしょう。


旅行であれ、出張であれ、チップでの出費など計算してみても知れています。
日本の感覚から離れて外国の文化を体験するのも楽しいではありませんか。
「非常識」よりも「スマート」な日本人を印象付けたいものです(笑)




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