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貧乏旅行は必要に迫られてそうなるもので、そこに価値は無いと思うんですが・・・

公開日 : 2014年08月07日
最終更新 :

別に他愛もないことなので、お暇つぶしにどうぞ。


旅に限らず、人生全て、
「他人に迷惑かけない限り、その人の好きにすれば良い」
とは思ってるんですが、
旅行をしていると、この類のことを、ふと考えます…


あまり準備しないで出国してきたことを、
誇らしげに語る人がいますよね。
言葉もボディランゲージで十分とか。


でも、準備や下調べはしていったほうが良いし、
できることなら、極力言葉も勉強したほうが良い。


ハプニングやトラブル、驚くような体験は、
その旅行スタイルが、
お金をかけようが、入念に準備をしようが、
個人旅行じゃなくツアー参加だろうが、必ず起こります。


なぜか「それしきの事=旅の楽しさの最低限のライン」を
旅の醍醐味と捉え、
とても浅い次元で旅をしている人が増えた気がする…


気のせいなのか…歳をとったのか…思い上がっているのか…


言葉はホントに、極力分かったほうが良いと思う。
旅の楽しさがまるで違う。


長期旅行は節約しなくちゃいけないから、
安い食事ばかりになるのは当然だ。
でも、その状態に価値を感じるのはどうなのだろう?


外国人パッカーが日本に来て、
「日本は高いって言うけど、俺は旅慣れてるから、
 食費は全然かからないよ!日本の食べ物は美味しいね!」と
コンビニ飯や、吉牛、松屋ばっかり食べていたら、
それはとても残念なことだとも思う…
これだけ食文化の多彩な日本で。


長期旅行で節約が必要だとしても、
初めから予算として組み込んでおけば、何も問題は無い。


バスで24時間かけて次の町へ向かうなんてことは
旅をしていれば普通に起こることだろう。
大抵の場合、バスで丸1日かかる場所は、飛行機だと1時間~2時間だ。
もちろん値段は10倍違う。
だから、長期旅行では自然とバスになる。それは仕方ない。
でも、そこに価値を感じるのはどうなのだろう?


そういう体験は、空路が無いときに、勝手にしてしまうものだ。


なら、空路がある場合は、金が10倍かかったとしても、
それが選択肢の1つになってしかるべきだ。
時間も体力も、10分の1で済むのだから。


もちろん、どちらでも良い。
しかし、空路の選択を馬鹿にして、陸路に誇りを感じる。
そんな人が増えた気がする。


旅のテーマは人それぞれ。


だから、最終的には自由で良いんだけど、
でも、お金をかけた旅が出来る人は、貧乏旅行はいつでもできる。
貧乏旅行しか出来ない人は、お金をかけた旅の魅力は分からない。


また、言葉が分かる人は、分からない人に比べ、
より多く、深く、その国を味わうことができる。


準備をする・しない、もそうだ。
「入念な準備をした上で起こるハプニング」は、
「準備不足によるハプニング」とは、深さが違う。


旅の目的の一つが、自分が知らない世界を味わうことであるとすれば、
やはり、低い次元に囚われるべきではないと思う。


しかし、時に、そうした次元で旅をしている人達に会う。


例えば、彼らの多くは、
「ツアー客」というものを馬鹿にしているようだ。
個人旅行じゃないというだけで。


なぜ、彼らは低い次元で満足してしまうのか。
高いお金を払って、膨大な時間を使っているのに。


それは、極めて月並みな言い方だが、
「旅している自分に酔っている」からではないか。


自分がすごいことをしている気になっているから、
他者を馬鹿にしたり、
そのすごいという思いが否定されないように壁を作ったり。


でも、旅なんて誰でも出来る。
「自分がしたいことをしているだけ」
「自分ができることをしているだけ」


この2点において、
中学生がカラオケに行くのと変わらないし、
幼稚園児が鬼ごっこするのと変わらない。


旅は、ただの贅沢な遊びだ。


ただの遊びなのだから、
なおのこと、その人の自由にすればよいとも思う。
しかし、あまりに腐臭を感じてしまう場面が
確かにある。



どれだけ「旅」と言い張ったところで、
僕らが行く場所のほとんどは「世界的観光地」だ。


ツアーで行こうが個人で行こうが、
それは「観光旅行」にすぎない。



アマゾンのジャングルだろうが、
インドのカオスだろうが、
ラオスで田園に浸ろうが、
タイムズスクエアでビールを飲もうが、


楽しい楽しい観光旅行。


その意識があれば、
自分を過大評価せず、常に謙虚でいられる。
すると全てが、ありのまま自分に入ってきて、
逆に、旅の魅力を最大限に味わう事が出来る。
ぜひ、誰しもが、そうあって欲しいと思う。


旅を初めて十数年。
ふと、こんな愚痴を吐露したくなりました。
偉そうな内容で申し訳ありません。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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7件のコメント

  • ただそこに行くのが目的

    そこに行くのが目的で、そこで何をするのかまったく興味なしの人も多く見ています。1泊500円くらいの泊まるのに勇気がいるような宿で150日間、宿から250メータ以上遠くに出たことなしってブログ。食事も誰かの余り物だけでの生活。外国で乞食する体験が目的しか考えられないです。その宿泊代の500円も、通りの歩いている人に一日中ねだって(たかって)。何しに来たの?って感じです。

    それから、MEXヒコー場で滞在許可期限まで何ヶ月も居座った人。TVでも報道されたけど、何のためにヒコー場にいるのかも分からん、って本人の言葉。

    地元警察から行き倒れの日本人女性を保護、との連絡。行ってみると医務室に。このところまともな食事をとっていない為。所持金を聞けば、たったの500円ほど。帰りのヒコー機は変更できない1ヶ月先。自宅に空き部屋があったので、引取り。1ヶ月間3食昼寝付で世話し、前日にMEXヒコー場までバス切符をプレゼント、現金も5000円ほどあげたのに、お礼の言葉もなし。

    いろんな旅スタイル、どこに行こうが、これには口をはさまないですが、そこに行って、何をしたいのかが全然伝わってこないのが多いです。他人様からありがたみを頂くことを知る価値感を体験できれば、他人様に「ありがとうございます」の一声くらいを望むのは、世間の常識ハズレの期待でしょうか?

    その反対に、こちらも一人、むこうも一人、一人で食べるより二人のほうが食事は楽しいので、同席して雑談しながらの食事。ただそれだけなのに、毎年、その日に、お礼状が送られてきます。

    でも、多くの人に迷惑かけて、そこから価値感をみいだすのが目的であれば、お門違いもいいとこでしょう。



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  • 14/08/08 01:49

    価値観の押しつけであーる。

    7Cさんの意見に大賛成であります。

    旅行なんてただの遊びでしょ?
    旅のテーマは人それぞれ。
    そうおっしゃってるじゃないですか、それが全てだと思います。
    何が「高い次元」の旅行で何が「低い次元」なのかそれを誰が判断できますか?
    その国の「真髄」?? そんなものを感じるのに1週間程度の旅行じゃ所詮「お客さん」。
    高い寿司を食ったくらいでわかるものじゃないです。

    自分がいかにすごい旅をしてきたか自慢する奴、
    そこまだ行ったことねーの?的論調でバカにする奴、
    団体ツアー客を見下す奴、
    腹立つお気持ちは分かりますが、謙虚にしようがしまいが、彼らの自由であり、腹の中で笑っていればいいかと。
    それに、貧乏旅行にこそ価値を見出して旅する人より、にぼさんがより「次元の高い」旅行をしてるって
    なぜ言い切れますか。
    団体ツアーを見下すようににぼさんもそんな彼らを見下してるのではないでしょうか。

    楽しさを感じる観点は人それぞれで・・。それで良いのじゃないでしょうか。
    下調べもせずに金もかけずに外国に行くって今時すごいと思うけど!
    それに私はクルーズなんて全く興味ないし、外国人は本人が良ければかっぱ寿司で充分じゃね?と思います。
    その国の外国語なんて興味がない人が無理に覚えて行くのはナンセンス。
    話せるようになるわけないし。

    それに、本当に節約しなくちゃと思って貧乏旅行を選んでると思う。
    だって自分の財産が1億2億ってあればもう少しグレードの高い宿にするし、
    ファーストクラスだって乗るかも。。。
    人は誰でも金をかけただけの対価を求めるから、クルーズだのファーストクラスだの高級料理だの
    興味がなければ金をかけないでしょう。

    「誰しもがそうあって欲しい」なんてそんなのは価値観の押し付けだと感じました。
    皆が皆勝手に旅を楽しめばいい。
    イタイ奴は相手にしなければいい、ただそれだけのことじゃないでしょうか。

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  • 14/08/07 19:13

    補足:もちろん伝わってるとは思いますが・・・

    僕も、いわゆる貧乏旅行は普通にしてきましたよ。
    世界一周もしました。
    言わずもがなで、どれもこれも素晴らしい旅でした。


    また、当然、金持ち旅行を推奨しているわけでもありません。
    肯定はしますけどね(^^)


    ダイブクルーズをしたときは、夢のような時間でしたし、
    ケニア・タンザニアあたりに行く時は、安全の意味も含めて、
    ぜひ高級なロッジで、クレーターやサバンナを眺めつつ
    過ごしたいと思ってます。


    ただ、幅を広げてほしいな~と思うわけです。
    特に若い子達は。


    言葉がわからず、下調べもせず、金もかけないでいるために、
    ただ、その土地を踏み、空気を吸って、
    光景を眺めてるに留まっている人たちを多々見てきました。


    貧乏旅行で、その国の「日常」を味わうことも大事ですが、
    お金をかけて初めて理解できる、その国の「真髄」もあります。


    そして、国の歴史とは、
    庶民の文化と上流階層の文化によって構成されます。


    そのどちらもが、その国ならではの特色を携えるし、
    また、同じ出発点でありながら、
    その投じられた金額のあまりの違いにより、
    両者にはとても大きな隔たりも生まれます。


    あえて、前記した食事の話に落とし込むとすれば、


    例えば、「日本で本場の寿司を食べてみよう」と思っている
    外国人旅行者には、
    かっぱ寿司で済ませて欲しくはない、ということです。


    もちろん、高級店に入らなきゃいけないわけじゃない。
    しかし、回転寿司でも、
    一皿300円~500円の店になるだけで、
    かっぱ寿司のそれとは「もはや別な料理」だし、


    ちゃんと下調べをして行けば、ランチタイムの3000円で、
    本格的な寿司が食べられる店もある。


    3000円なら事前に知っておけば、
    予算として取れるはずです。


    確かに、かっぱ寿司も、
    「寿司の本場」日本で食べられている寿司です。


    人々が日常的に食べる寿司です。


    ですが、そこで「日本の庶民の生活の様子」や、
    「安い中で工夫していく日本人の独創性」を見ることはできても、
    「寿司の本当の美味しさ」や「寿司職人の技巧・伝統の真髄」を味わうことは、
    まるでできません。


    冷凍アナゴをレンチンして、ただ甘いタレをかけたアナゴと
    その日に捌かれ、何十年も継ぎ足されてきた詰めを塗ったアナゴは、
    もはや別な料理です。
    前者は言うなれば「アナゴ寿司風寿司」ですよね。


    せっかく日本に来て意識的に寿司を食べるなら、
    ぜひ1回で良いから本当の寿司を味わってほしい。
    それだけ美味しいからこそ、世界に名だたる「SUSHI」になったのだから。


    それゆえに自分は、
    「必要に迫られての貧乏旅行」は当然の事だと思うものの、
    それを別段ありがたがり、お金をかける事を嫌う子達に対して、
    非常にもったいなさを感じるわけです。


    なので、学生の貧乏旅行おおいに結構ですが、
    あえてその中で、1日だけ高級ホテルに泊まってみるとか、
    1路線だけ、ファーストクラスにしてみるとか。


    きっと、それぞれ感じるものがあるはずです。


    貧乏旅行から離れるからこそ、
    貧乏旅行を俯瞰で見ることが出来るようになるわけです。


    その結果として貧乏旅行をチョイスするのは
    その人の自由。


    ただ、「貧乏旅行こそが旅だ」「貧乏旅行がカッコいい」と
    低次元なこだわりを持ち、フラットな視点が欠けていると
    どれだけ世界中を旅しても、その子の世界は広がらない。


    それはもったいない。


    そう思うわけです。


    補足でござんした。

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    旅のスタイルにこだわらないってことでしょうか

    そういう意味でしたら、私も以前、
    旅行中に気になったことを思い出しました。

    母と一緒にスイスにに行った時のことでした。
    グリンデルワルドの駅で列車に乗って出発を待っている時に
    私たちと同じように個人旅行の年配夫婦らしき組み合わせの男性の方が、
    車窓の外の日本人団体ツアーの人たちを馬鹿にしたような発言をしました。

    例えば、知人が自分が世界中のあらゆるところにツアーで
    行ったと自慢でもされたら、「個人旅行もいいもんだよ。」と
    言いたくなる気はしますが…旅の興奮が彼をそうさせた?

    誰かに連れてきてもらうのと、苦労してたどり着いたのでは
    景色も違うという意見もあるかもしれませんが、
    個人の体験を比較するというのは、所詮意味がない気がします。
    それより、決して少なくはないお金を使ってまで
    来たかったその場所で出会う人に、私はむしろ親しみを感じます。

    あと、一口にツアーと言っても、いろいろありますし、
    英語が中学レベルの私が個人旅行をするのは、
    経済的な理由が主なので、団体ツアーの人を見かけると
    「楽できていいなあ…。」なんてうらやましかったりして。
    これは、私が年を取ったせいなんでしょうね。

    きっと、エネルギーが有り余った若者は、
    どれだけ過酷な状況で自分が耐えられたかに価値を置くのでしょうね。
    あと、何か国回ったとか…そういう感覚は自分にはないけど、
    男の子にはありがちな気がしますし、
    そういう意味では、上記の男性も、男性特有の
    負けず嫌い精神がでちゃったのでしょうか。

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  • 否定します

    “貧乏旅行は必要に迫られてそうなるもので、そこに価値は無い”
    というご意見には、私は賛同しません。

    その理由は単純で、私は両方経験していますが、
    どちらかと言えば、貧乏旅行の方が面白いからです。

    私は金銭的には不自由はなく、また海外旅行の大半が
    海外からの招待によるもので、ときにはそれなりの
    待遇のこともあります。

    それでも、できることなら貧乏旅行をしたいと思います。
    面白いから。

    ただですね。やはり貧乏旅行には体力が必要ですね。
    年をとると、だんだん厳しくなってきました。(笑

    だから、若いうちは、貧乏旅行をお勧めします。

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  • 14/08/07 11:15

    昨日の夕刊

    読売新聞2面に掲載された松浦弥太郎氏(暮らしの手帳・編集長)のコラムを一読されると良いでしょう。
    この新聞を購読してなければお近くの図書館にあると思います。

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    私も読みました

    何時もは読み飛ばしてしまう2面ですが何気なく目がいき読んでしまいました。
    自分に欠けている点を指摘された感じでこれからは意識し肝に銘じようと思います。
    トピ主さんが読まれたらどう感じるか興味があります。

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  • 14/08/07 10:42

    人生色々 蓼食う虫も好き好き

    あまりに冗長だったので全文読んでませんm(__)m

    人生いろいろ
    旅も色々
    顔も違えば背丈も違う
    外見は見た目で分かるが
    体力の有無、気力の有無はわからない。
    まして人様の懐具合が分かるわけがない。


    自分が不味いだろうと思っていても本人には美味しいものかも。

    蓼食う虫も
    好き好きですよ。

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  • 否定も肯定もしません

    あなたの考えだから。
    十人十色、顔立ちも似て非なるもの、いろいろな考えがあってもいいんじゃない。
    失礼ながら最後までは読みませんでした。

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