8月16日の夜出発して4泊7日でエルサレムに行って来ました。
往復ともにイスタンブール経由のベン・グリオン空港利用でした。
一時的な停戦中とはいえ、ガザ地区での紛争中でしたので、それなりに情報収集や心づもりをしての
出発となりましたが・・結論からいえば、信じられないくらい何事もなく過ごすことができました。
●入国:普通に入国審査を受ける分にはスタンプを押さなくなったようです。
名刺大のバーコード付きのカード(青っぽい)を渡されて、審査後にゲート(改札みたい)に
カードを読ませて進みます。
いろいろと質問されるかと、航空券やホテルの予約書など準備して臨みましたが、なんとまぁ、
目的すら聞いていただけず一問の質問もなく終わりました。
が、これは私どもがのんきな雰囲気の中年夫婦だったからで?、質問をされる人はたっぷりと
時間をかけられていました。
●出国:以前はまず口頭質問、荷物の丁寧な検査を受けてやっと航空会社のカウンターでチェックイン
だったと思うのですが、今回3時間半前に到着〜簡単な口頭検査〜カウンターでチェックインして
そのまま預け荷物を引き渡すと普通?になっていました。
もちろん口頭検査から近くのカウンターに場所を移して根掘り葉掘り・パスポートを何度もひっくり返して
という旅客もいます。
セキュリティチェック(持ち込み荷物と本人)の後に出国審査、ここでは入国時と同じような名刺大の
カード(ピンク色)を渡されて、それを改札状のところに読み込ませて進みます。
ちなみにこの2枚のカードはともに手元に残ります。
といった様子で、正直拍子抜けだったのですが、預け荷物は帰宅後あけてみると、
「機械による検査に加えて、安全のために中をあけてチェックしました」という挨拶状?が
入っていました。(そりゃそうだ、このくらいやってもらわないと!)
二つ預けたうち、中を開けられたのは一つのようです。
空港を利用しての入国はこのような感じでした。陸路での入国はまた違うのではないかと思いますが、
ご参考までに。
空港からエルサレムまでは往復ともにシェルート(乗り合いタクシー、一人64シェケル)を使いました。
途中検問が一カ所ありますが、ドライバーと係員の話で終了。
空港に入る前にはもう一カ所検問があり、そこは係員が車の中に入ってきて一瞥二瞥して行きました。
(大歓迎である。もっと調べていただいていいくらいだ)
●観光:旧市街はかなり歩き回りましたが、どこも前回以上に警官や兵士がいるという感じもなく
普通に見学してまわれました。観光客(とくに団体)は3年前の5月に比べると少ないと思いましたが、
それなりには多かったです。
新市街も涼しい夜は人出が多くて賑わっていました。大きな店舗では入店前にチェックがありますが
これも以前もあったことなので・・・
マサダに一日観光で出かけましたが、こちらも問題なかっです。
ベツレヘムやエリコの観光については「ツアーなら問題ない」とホテルの人から言われましたし、
実際に言った人も大丈夫だったと言っていましたが、他に行きたい所も多かったので行きませんでした。
一度、停戦がまとまらずにハマスがミサイルを打ち込んだため、エルサレムでも夜中に空襲警報が
なりました。とくに何事もなく翌日もそれまで通りでしたが・・・
といった様子でしたが、もちろん運もタイミングもありますし、この先の情勢がどうなるかは
不明なので「安心して行って大丈夫」とは言えませんが、何かのご参考になればと思います。