香港で人気のあるアニメーション「マクダル パイナップル王子」のシリーズに、怪獣「再開発」(胸に大きく「再開発」(繁体字で)と書いてある。ちなみに広東語でも再開発の意味は同じ。)が香港の下町を壊して回る場面がある。最近はこの怪獣のことを思い出すことが多い。
先日、渋谷の東急プラザが閉館したが、テレビで見ているとレストラン街が大きく取り上げられているけど、ここの一番売りは、常に4~11%引きで本が買える紀伊國屋書店渋谷店と地下の食料品売場だった。(と信じてる。)紀伊國屋では店員に「近くに大きな本屋はありますかね?」と聞いてみたことがあるが、「東急本店のジュンク堂さんや、井の頭線の啓文堂さん、駅前のツタヤさんにも本がありますよ」「・・・・」東急本店は駅前、とは言わない。そのくらいなら私でも言える。ついでに言うと大盛堂、ブックファーストもあるが、いまいち感はぬぐえない。三省堂渋谷店(これも東急の再開発でなくなった。)に次ぐ損失である。それでも昔のABCを引き継いでいるブックファーストにいくしかないか。・・・
食料品売り場については、あの近辺の人は値段の高い「フードショー」に行かざるを得なくなり、本当に困るのではないか・・・私にとっては新宿のマイシティの地下食品売り場、に次ぐ損失である。こちらは怪獣「ルミネ」に壊されたのだけど、未だ怪獣と戦っている戦記が出版されている。
http://www.amazon.co.jp/dp/4480432337/
私にとっては、「都心の駅近くの安い食品売場」は残り池袋東口のISPの食品売場だけになってしまった。幸いにもこちらは怪獣「西武」が今はやや弱っているので、まだしばらくは残りそうな気がするけど・・・。
先日、二子玉川の「ライズ完成版」に行ってきたが、楽天のモバイルショップ、今日開業の蔦屋家電がちょっと珍しいくらいで、他はZARAHOMEとか・・・造りも田園都市線沿いの再開発後のショップモールの典型的なパターンで、どこもかしこもこんな風にするのだろうか?
三月には甲府駅ビルのエクランがセレオ(八王子、国分寺と同じ駅ビル)に変わるというので、ポイントカードを交換に行ってきた。(ついでがありました。念のため・・・)たまたま怪獣の操り主がいたので、ソフトに聞いてみたけど、中央線の西側は「セレオ」で統一するとのこと。立川がルミネで国分寺がセレオなのは、立川が多摩でも特殊な人種が住んでいるんですよね、という皮肉も通じなかった。甲府のセレオは成城石井、ニュークイック・・・食料品売場は東京に腐るほどあるありふれたパターンの駅ビルに変わってしまった。
頼りはゴジラか・・・新宿通りのドンキの横から眺めるゴジラは、確かにアイデアの勝利で、いつも映画ではあの角度でゴジラはビルの影から現れる。もっともあれも怪獣「再開発」が壊した跡ですけどね。・・・・