推測ですが・・・ mamoruさん 1)スイスの医療システムですが、狭い国土ですが高い山に阻まれて移動はけっこう大変な国です。そのために普段から僻地医療体制は高度な救急ヘリ輸送が出来上がっております。 今回の場合も重症と判断された時点で搬送先を選別したと思われます。 有る程度の設備が整っていて一番近そうなのは地元ヴァレー州のVispの病院。重傷者はマルティニー、モントルー、ローザンヌ・・ヘリですから輸送時間はそれほど変わりません。必要とあればベルン大学病院も視野に入れているはずです。 これはけして今回の特殊なケースではなくて、私たち観光客が旅行中に出会う急病についての対応も同じです。 これがこの国の医療システムです。 2)氷河急行については確かにその通りだと思います。以前は米国人でした。 その後日本人が主流で、車内放送もかなり早くから日本語を取り入れています。 地元のヒトはすでに氷河の見えなくなったこの路線に観光で乗ることはほとんどありません。 もともとこの路線は地元の需要は少なく、スイスの東西を貫く看板路線としても役割しかありません。 フルカトンネルが出来てからようやく25年?。それ以前の歴史もたしか20年少々(不確かです)ですが、この時代は6月末から9月末までの3ヶ月限定のまさに観光列車でした。 この頃の日本人旅行客は年配者ですから一等車利用が多く、そのため今シーズンは日本からのツアー客で一等車からうまるんだとか。 今回の大事故は一等車がやられました。二等利用の某関西系ツアーは1人を除いて無事だったようです。 でもこの区間を通しで乗る予定ではなく、事故の少し先のアンデルマット(なんと中途半端・・)までの予定だったとか。これまた典型的な日本人ツアーパターンです。 ユーロ導入以前に続いたヨーロッパの深くて長い経済不況時代に グリンデルドとツエルマットを支えたのは紛れも無く日本からのツアーです。 戦後日本の平和な観光立国のお手本スイスは あのつらい時代を生きてきた年代のヒトたちにとってはいまだに心の中にある憧れなのでしょう。