社会主義の雰囲気と書いて ノスタルジックな印象を与えたのでしょうか?ちょっと気を使って「素朴」と表現したせいでしょうか。でも、それは間違いです。社会主義国家って、厳しく、ある意味、恐い所ですよ。 社会科見学や視察には、うってつけでしょうけど、観光で行くには、そんなに良いものではなかったです。私の場合は、現地で特殊な(貴重な)経験を経たせいか、ウイーンに戻った時は、心底ほっとして、もう二度と社会主義国には観光では行かないと誓いましたよ。 よく、観光で訪れるには良いけど、実際、生活するにはキツい、素朴な村や町が方々にありますが、自由主義国の観光者にも、現地生活者の不便が手に取るように実感できるのが、社会主義国の特徴です。 私が経験した社会主義な町は、プラハ、ブダペスト、東ベルリンと、自由主義化丁度翌年のモンゴル国ウランバートルだけですので、現在のチェコスロバキアの現地事情は、現地在住者の方をお探しになるといいかもしれません。 ただ、社会主義=古くていいもの、みたいな懐古主義的感覚は、間違いです。今の北朝鮮がテレビから伺えるように、社会主義国の特徴は、町のあちこちに、社会主義的なスローガンの看板がかかげてあったり、経済も上手くまわらないので、町が全体的に壊れ掛けてうらびれたような所が多く、また配給が基礎となって、あとは朝市場位しかないので、商業施設(商店、レストラン、娯楽場)がそれぞれのセクターで町に1軒ずつ位しかありません。要するに、歴史的名所旧跡以外は、観光するには、何もない所です。 それゆえ、今のプラハは、西欧化に傾倒してると書いた訳です。観光客ならば、現状そこにある状態のプラハの町をエンジョイする方が、はるかに利があるとおもいます。
私の経験 私は昨年モスクワで滑って骨折し救急病院の世話になりましたが、医療費がレントゲンも撮って貰いましたが、無料でした。 それが社会主義制度の名残かどうか未だ判りません。 チェコも共産主義時代を経てシュコダなどの工業製品はすっかり影が薄くなってしまいました。 日本でもある政党が大企業から税金をもっと取れといっていますが、 そんな事をしたらみんな日本から逃げ出し、 結局貧乏人はますます貧乏になり海外旅行どころではないと思います。 私は小さな酒屋を10年前に廃業しました。しかし小さい店を守れといって大衆受けする事を言ったり、 免許制を守れと献金したりしていますが、時代の流れに逆らっても良いことはありません。 本当にそんな事を信じているのか、どうせ天下が取れないから言いたいだけ言っているのか、日本は天下泰平です。 北朝鮮やキューバは自由化されたら行くかもしれませんが、指定されたショウウインドウだけ見てもつまりません。