20世紀にはまずいビールの代名詞として「台湾啤酒」は有名だった。私は「一度でいいから羽田から海外旅行にいってみたい(最近の若者には何のことか分らないだろうが)」というのを実現すべく、一度だけ中華航空で中正機場経由で香港に行ったことがあるのだけど、その時に飲んだ台湾啤酒のまずさと言うのは、忘れられない。
例えば中国のビールは雪花、青島等、薄い、と思うことがあっても、まずい、とは思わないのだけど・・・。21世紀まで専売制だったから仕方ない、と言う人もいるが、では最近はどうなのか・・・
(歩き方には「台湾ビールといえば台湾啤酒」とか訳の分らない書き方をしている(?)ので、念のため書いておくと、台湾は20世紀まで国営の台湾啤酒しかビールの生産が認められていなかったので、「台湾のビール」と言えば、台湾啤酒しかなかった。今は自由化されているが・・・自転車やパソコンのように輸出しているとも聞かないのは、中華圏の酒飲まず文化が影響していると思う。(大陸メーカーは人数で稼いでいる(?))令和だって元をたどれば中華酒飲み文化が無ければ生まれてないのに、いつ頃から彼らは飲まなくなったのか・・・)
で、今回の初訪台はまずは台湾ビールから・・・と言うことで、お酒とちょこっと食べ物について、書いてみたい。
1.烏日啤酒廠(台中)
ピーチで桃園に着き(これはちょっぴり羽田→中正の昔のルートにこだわった・・・)そのまま高速バスで台中站まで行き、台中站から台鐵で烏日へ。高鉄烏日站(と現地では言ってるみたいだが)の方が近いと書いているガイドもあるが、台鐵烏日站のすぐ裏側にある。現在、台中都市高速鉄道計画(?)みたいなのに基づき、台鐵の高架化と都市鉄道化を進めていて、建設中の高架が完成すれば歩いて5分もかからないと思うが、今は反対出口からぐるっと回って線路を横断する必要があり、10分くらいかかる。
台湾ではよくあることだ、と聞いていたが、今回苦労したのは、ガイドブックやグーグル先生が営業中、と言ってるのに、そのお店、施設が閉まっていること。全部で四か所経験した。これはかなりの時間のロスになるので、どうしたものか・・・ここの工場も付属レストランが三つくらいあるはずなのだが、全て閉まっていて、ビール工場の見学パネルコーナーとお土産コーナーしか開いてない(休日だったせい?なことはないと思うが・・・。)係の人に「レストランは開いてないのか?」「開いてない。」「ここでビールを飲むことは出来ないのか?」と聞くと・・・「サービスだ」
と言うことで、カウンターに連れて行ってくれて、よく冷えた「18天台灣生啤酒」の小瓶を1本、無料で栓を開けてくれた。私としては有料でいいのでちゃんと(?)飲みたかったのだが、ありがたく頂戴することにした。(メニューとかもなく、有料で飲ませる雰囲気ではない。)
これが有名な生ビールなのね。・・・と、一口のんでふーん、と思ったが、二口目であの機内の台湾ビールを思い出した。まずい。・・・うまく表現できないが、中国各社のビールは薄くてもビールの味がするが、台湾ビールはビールの味がしない・・・所詮嗜好品なので、味の好き好きは各人の勝手なのだけど、ブログで見ていてもまずいと思っている人はそこそこいるみたい。・・・この後、結局四日間で600CCの大瓶を9本飲んだので、台湾啤酒にとっては安いプロモーション料だったと思うが、その後、18天ビールは飲まなかった。
https://tabisuke.arukikata.co.jp/album/29040/