ワインは酒屋(エノティカ)で 仰せの通り、レストランで出てくるワインは市価の2-3倍が 妥当な価格です。ですから、20ユーロのワインはせいぜい、 7-10ユーロです。10ユーロとなると、トスカーナとかピア モンテなどの有名どころでもない限り、結構高級な部類に入 ります。「地元のワインが飲みたい」と言って、バーリの酒 屋のおじさんが勧めてくれたワインが8ユーロでしたが、相当 いけました。シチリアも一部銘柄(よく見かけます)を除いて、 海外には出ませんので、比較的安く、美味しいワインがありま す。しかし、スーパーに売っているのは、どうしても庶民の ワインなので、たかだか数ユーロのものを日本に持ち帰る意味 がありません。持ち帰るつもりならば、エノティカによって、 散々蘊蓄を聞かされながら、それなりの上等なワインにしまし ょう。飾っておくだけも立派お土産になるはずです。 以下、元の質問への答えの継続です。 思いつくままにいろいろ書きましたが、日本ではまず入手が 困難なのが、Marsalaです。これはスペインのシェリー、ポル トガルのポートと並ぶ強化酒です。それなりに高いので、お土 産になります。また、シチリアではどうか覚えていないのです が、ナポリやソレント、さらにアマルフィー海岸で売られてい る置物に入ったレモンチェッロは立派なお土産になります。 まだまだ、ありました。トマトのジャム。これは外では見つか らないでしょう。似たものに、アーモンドクリームがあります。 これはお菓子の材料やグラニータの原料になります。これも現 地でないと手に入らないと思います。 アンチョビですが、シチリアは瓶詰め製品が豊富にあるそうです。 トンノ(マグロ)も塩漬けが安く美味しいし、缶詰や瓶詰めが 売られているようです。マグロは東洋の某島国が乱獲してしまい、 ほとんど採れなくなっているので貴重とのことです。トンノの 粉(唐墨型でも良いのですが)は、結構重宝しますよ。