おっさんひとり,とぼとぼイタリア見聞録 その3 Firenze 11/5 何度と無く来ていながらタイミングが悪く,見ることが出来なかったオーニサンティ教会の 「最後の晩餐」を見に向かう。 開場時間になり,教会はミサを始めているが隣のキオストロへ通じる扉は開いて無く, しばし待つ。 やっと通され,ギルランダイオ作の実物を眼にする。わたし以外,誰もいなく独り占め・・・・・。 教会へ戻り,ラファエロ作の「聖ジローラモ」「聖アゴスティーノ」にも再会。 彼の眠る礼拝堂にも行く。 ここから徒歩で考古学博物館へ。土曜日のみ時間指定で公開の庭を目指して。 まだ,時間前なので展示を観ながら待つ。紀元前4世紀のブロンズ傑作,エトルリア時代の 「キメイラ」にも又,再会。 時間になったので近くの館員に聞けば「明日では?」と。まさか今日だけなのに。 いろいろ聞いて回れば勘違い,とのこと。 しかし,専門の説明係もよその展示室でのんびり。慌てて説明と案内に来てくれる。 エトルリア時代のイタリア各地から移設した墳墓と遺物が庭に再現してある。 墳墓内も当時のように復元してある。切石積みやマウンドを盛ったもの。四角や円形などと同じ エトルリヤ墳墓でも様々。愛嬌のあるネコも一緒について見学。(笑) ●入館料のみでガイド料は不要。 考古博も手狭になり,新たに古い建物に覆い屋をかぶせる形で新展示室も増設。 しかも外観は周りの旧建築とあわせ,屋根もバーミリオンの瓦を葺いて景観保持。 ギルランダイオ,ラファエロがらみで近くの『捨て子養育院』美術館へも。 ここまで全てがフラッシュ無しなら写真も可。フィレンツェは写真撮影に寛大。 ここの前の広場では色々な出店が出て青空市。 店をのぞいてからお茶を飲みに入ればお客が「コンニャート」を買ってきたと 皆に見せていてお相手。見ず知らずのわたしも頂く。 さすがに心身とも疲れ,宿で一休み。その間に雨模様になったようで外へ出れば 道路は水浸し。 ヴェッキオ宮も足場がはずされ,改修された壁面がきれい。ヴェッキオ橋からピッティ宮まで またもテクテク。さすがにここらは人で混雑。 ピッティ宮での特別展は時間切れ。また,コムナーレ劇場でのコンサートも 当日券があったようだが,これも疲れていて断念。 もう一日欲しかったが予定変更のしわ寄せ,フィレンツェはここまで。 ドゥオーモの足場も展望部以外は撤去され,スッキリ。