トルコ旅行~雑感/ダブルスタンダード 長々と利用した交通機関やお土産の話を書きました。 私なりのレポートです。 以前に「あなたのお仲間半分以上レポートだけど ダブルスタンダードは好ましくない」という 話題があり、その意味を問いましたが返答はありませんでした。 今もその意味は分かりません。でも私はダブルスタンダードの方が好きだと思っています。 だから機会があればレポートもするしQ&Aにも参加する方の「お仲間」です。 トルコ旅行で私が面白いと感じた事を少し。 カッパドキア地方 おもちゃのようなネブシェヒル空港と、いくつもの丘が続く様子、空がとてつもなく広く大きくて、 その空のあちらに白く光る入道雲、こちらには灰色に重くのしかかる雲やすっと薄い雲が見られて、 昔行ったモンゴル自治区で見た空と似ているような気がしました。 ギョレメ渓谷の洞窟住居にずっと住んでいるというお宅を訪問、ゲルと洞窟で土台はまるで違うけれど、 色とりどりの絨毯を重ねて敷いた居間の壁にぐるりと低い長椅子があって、家族の写真が新しいのも 古いのも大事に飾ってあるところ、やはり似ているような気がしました。 顔つきなどはまるで違うけれども、ユーラシア大陸の東と西で遊牧民はつながっているのかもと思いました。 バルーンツアーとても楽しい経験でした。人気があるの、納得です。 日の出の前の出発で4:50分にピックアップが来ました。早っ!夏至に向かって少しずつ早くなって 行くのだそうな。暗い中をあちらこちらの町から、熱気球に乗る人を乗せたバンやミニバスがギョレメに 向かっており、バルーンの籠と仕舞われた気球を積んだ大きなトラックも勢いよくこちらを抜かして行って わくわくする光景でした。 日の出前の空の色は、藍色を薄い磨りガラスを通して見たような穏やかでやさしい青でした。 バルーンツアーの紹介でよく使われるオレンジ色の朝日が山や町を染めていて、影が黒々と暗いと いった重厚な朝焼けは見ることができませんでした。晴天でしたのに。 初夏だったので太陽の光はうすい紫からピンクに、そして白くなって行きました。 影ももっと軽やかな黒でした。 思うに、あれは冬の太陽なのかも。太陽の光が届く角度は季節によって違うんではなかったかと。 (絶対この掲示板にその手のことに詳しい方がおられるはず。教えてください) 寒い季節にももう一度行けたらなぁ。 早朝の寒さですが、ホテルを出る時5℃でした。ヒートテックの上下に長袖2枚、上にパーカーで十分 対応できました。 気球は最高で1000m手前まで上昇しました。地上より6度低い計算になると思うのですが、 日が出ていたのでそう寒くはないようでした。私はたまたま運転手のそば、つまりバーナーに近い所に いたので、その熱気で結構暖かかったんです。 風を受けることを予想していましたが、そも気球は強風の日は中止になるし、気球自体そんなに風を切って 飛ぶものではないことを初めて知りました。 ボスフォラス海峡の黒海側の砦、登りはきつくて。どこかのブログに片道15分で楽勝なんて書いて あったけれど嘘だ、でなきゃその人高校生くらいの若い人だ!おばちゃんは15分後にはまだ中腹で、 そこのチャイハネで一休みしようと同行者に泣き付いていました。 砦からは黒海がずっと遠くまで見えてました。でもウクライナもブルガリアもアルメニアも見えない。 黒海の入口は左右から半島が伸びて狭くなっていて、遠くから進んできた船が一列になってその狭い 海を進んでくるのが見えて、ジェノバ人がここに砦を築いたことがとても腑に落ちました。 ルメル・ヒサルは海峡が最も狭まったところの崖を使って建てられていて、海が本当に近い。 オスマントルコは本当にビザンチンを獲る気だったんだ、と感じました。 アナドル・カヴァヴとルメル・ヒサルから見える景色の違いは、それを築かせた施政者の気持ちの違いを 反映しているようで興味深かったです。 熱血トルコ人の商魂のたくましさ、交渉の粘り強さにうんざりする一方で、ずいぶんとたくさんの人に 親切にしてもらいました。ただ地図を見て立っているだけで声をかけてくれたり案内してくれたり。 でもその親切な人も私が客として現れたら、やはりタフな交渉をしたりニセ物を売ろうとするのかも。 またその逆もあるのかも。 とても楽しい旅行でした。アドバイスをくださったみなさま、過去にトピを立てたりレスをつけて くださった方々の書き込みもとても参考になりました。 ありがとうございました。
Re: トルコ旅行~雑感/ダブルスタンダード cokemomoさん おかえり! >ルメル・ヒサルは海峡が最も狭まったところの崖を使って建てられていて、海が本当に近い。 オスマントルコは本当にビザンチンを獲る気だったんだ、と感じました。 ルメリ・ヒサリやジェノバの砦(これが、アナドル・カヴァヴ?)を船上からも眺めたとのこと。そうですか、オスマントルコの気合が今でも感じられるほどですか……。あ~、ふつうに歴史の重なりが透ける街なのだろうなぁ。 >その空のあちらに白く光る入道雲、こちらには灰色に重くのしかかる雲やすっと薄い雲が見られて、 >昔行ったモンゴル自治区で見た空と似ているような気がしました。 へええぇ、ユーラシア大陸は、景色も室内装飾の好みも陸続きなんですね。 食べ物の好みも似てそうだし。 あ、屋台は行きましたか? >暗い中をあちらこちらの町から、熱気球に乗る人を乗せたバンやミニバスがギョレメに >向かっており、バルーンの籠と仕舞われた気球を積んだ大きなトラックも勢いよくこちらを抜かして行って >わくわくする光景でした。 わはは! 寝ぼけたままバンに乗ってると、機材トラックの爆音で物見遊山魂が目覚める(笑)、みたいなツアーなんでしょうか。楽しそうです。 >日の出前の空の色は、藍色を薄い磨りガラスを通して見たような穏やかでやさしい青でした。 カッパドキアの朝というと、短い朝焼けのあと、赤い台地に日光がいきなりぶつかるような激しいイメージがありましたが、ずいぶんと静かな夜明ですね。 朝焼けの仕組みについては、 1.大気中の酸素分子や窒素分子との衝突による撹乱しやすさは、波長の短い青い光>波長の長い赤い光であるから、通常は、太陽の位置には直進する赤い光が、直それ以外の部分には撹乱した青い光が見える 2.ところで、太陽光が通過する大気の厚さは、朝夕>昼間(および冬>夏)であるから、朝夕(や冬)には赤の撹乱の機会も増え、太陽のある方角の周りに赤の撹乱が見えることになる 3.さらに、大気中に塵や水滴などの大きな粒子が多いと、赤も青と等しく派手に拡散するので、夕焼け朝焼けが鮮やかになる と、聞きましたが、あまり納得はできてないんですよ。 高地の空はなぜ黒いほど青いのか、朝夕に青がやけに鮮やかに見える時間帯があるのはなんでか……とか考えるとですね。 どなたか詳しい人が来て訂正してくれるといいのだが。 イヤゲモノもらえる人がうらやましいですよ。 肉や魚を焼くときにふりかけるとて、とりあえずトルコ味になる調味料セットも欲しいです。 ボスポラス海峡を一列に並んで進む船を、眺めたくなってしました。 興味をかき立てる旅行報告を、どうもありがとう~ ではまた!
ベストシーズンの複雑さあるいは難しさ イノウエさん、こんにちは。 レスをありがとうございます。 イスタンブールの屋台って胡麻つきパンのスィミット、 焼き栗、とうもろこし(ゆでる・焼く)くらいしか 見かけなかったんですよ。 B級グルメばっかり食べてたような旅行でしたけど、なんというか 間口が狭いながらも、店内が雑然としてても一応店舗だったような気がします。 あるいは、魚料理の店先でムール貝のフライを買い食い出来たり。 焼き栗を買ったら100gのうち半分がおいしくて半分が生焼けでした・・・ たまたまと思いたいのですが4年前も半分が生焼けでした。もしやトルコの人は栗の生焼けも 美味しいと思っているのかも。「この青臭さとシミッとした歯触りがたまりませんねぇ」とか・・・? 機会があったら鬼まつさんをつかまえて(!?)お聞きしてみます。 夕焼け朝焼けのこと、ありがとうございます。 私の頭でちゃんと理解できてるか?ですが、大気が大きな要因になることは わかりました。そうすると、あの赤い朝焼けを気球から見たいと思ったら、冬のほうが 確率高いですね。5月下旬のトルコは私が行った地域に限っては、晴天も多く 暑すぎず寒すぎず野の花は咲き乱れ・・・でとてもいい季節だったと思うのですが 朝焼けに限ってはそうではない。 いつか話題になっていたベストシーズンの複雑さを思い出しました(^^) ところで>高地の空は黒いほど青い というのが気になります。 チベットやカシュガル、南米のマチュピチュなどでも見ることができるのでしょうか。 のりーたさんは何度も見ているのかもしれませんね。 こうして行きたい所が増えるばかりです。困った!