車窓からのマッターホルンやモンブランは・・・

ロイスダールさん

ご希望ですが両方の山とも車窓からバッチリ見える・・・というのは望み薄です。

マッターホルンはツエルマットのシンボルですが実は車掌からはゴッタルドへの登山鉄道の車窓は別として以前から見える、いや見えない・・・とどこかの展望台からのモンブランではないですが論争しばしばです。

ほんとのところはツエルマットの駅へ入る直前の数瞬見えるらしい・・・のですが、私はそれを聞いてからでもまだ一度も確認しておりません。 もっともこの路線の車窓からは偽マッターホルンとあいしょうされているきれいな三角形の山はあることはあるのですが・・。

なおツエルマットのシンボルは確かにマッターホルンですが、登山電車でゴルナグラードに上がると圧巻は何といってもモンテローザ山塊でしょう。展望台からの眼前に氷河を踏まえて巨大な屏風さながらに並んだ姿はまさに千両役者です。この迫力からいうと何とマッターホルンは美しき立女形・・、優しいたおやかな姿に映るから不思議です。

そういえばグリンデルワルドとツエルマットの印象の違いは、ツエルマットは岩山の世界。高山植物も岩陰に咲く可憐な花ですが、グリンデルワルドは緑の豊かな広やかな谷の周囲に岩山がなぜか守るように囲んでいるという感じです。

マッターホルンはツエルマットからけっこう良く見えます。 東向きの△斜面が陽が登るとピンク色に上から染まってゆくのを見るのは感動モノです。でも夕陽は夏場は特にこの山の向こうに沈むため夕焼け空に浮かぶ三角のシルエット・・・なので、・。

モンブランも車窓からはチト辛いものがあります。電車でフランス側から入ってくればシャモニーの2駅?ほど手前、YHなんかのある新開地・・ボゾン氷河が解けて落ちる川を渡る辺りで下からみえますが、後は町中でも全容はなかなか見えません。(つまり町中からみる富士山状態です)

ジュネーブ駅からレマン湖へ降りて行く大通りは折りきったところでレマン湖から流れ出す川を渡りますが、この端の名前がモンブラン橋。 そのなのとおり条件さえよければモンブランがチャンと・・ズームを使わなくても、もちろんどなたからの異論もなく見えますが、上空に雲の多い夏場はほとんど望み薄です。

前にも書きましたが、シルトホーンからマッターホルンが見える・・・と過去に書いた方がいますが、地元の人に確認してもらったらミッテギホルンの三角のアタマの誤認では・・とのことです。今回のモンブランも地元の人から・・・やっぱりブリュムリアルプのちょうど向こうに当たるので無理では・・とのことです。

添え書きで<スイスはお客様を大切にしていますので、もしかすると自分たちに見えない山も遠来の客様には見せるのかもしれません。ですから自分たちが見えないといって間違っているとは申しません。ウインク!。

でも 富士山は無理でしょうねえ・・ですって。




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1件のコメント

  • Re: 車窓からのマッターホルンやモンブランは・・・

    ぼうふらおじいさん様

    早速のアドバイスありがとうございます。

    車窓からのマッターホルンやモンブランが難しいことはよくわかりました。

    また、ツェルマットの特長ありがとうございます。
    ツェルマットは岩山の世界で、ゴルナーグラードから見ると、マッターホルンだけでなくモンテローザも迫力があること、大変よくわかりました。

    今後ともよろしくお願いします。

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