【6日目-2】 バスを乗り過ごしても無問題??!! フォロ・ロマーノを抜けて、カンピドーリオ広場、ヴィットリオ・エマヌエーレⅡ記念堂を見て、 そこからバスでアヴェンティーノの丘へ行くため、バスを探す。 歩き方には逆方向だが94番と書いてあったので、94番のルートを確認しようと思ったのだけど、 ヴェネツィア広場のバス発着が多くて、どこから出ているのか分からない。 ウロウロしていると、またおじいさんが近寄ってきて、どこに行きたいんだ??と聞いてくる。 「アヴェンティーノ」と言うと、175番のバスだ、といって、案内してくれる。どうもヴィットリオ・ エマヌエーレⅡ記念堂の向こう側がバス停のよう。向かうまでに、これはヴェネツィア広場、 これはヴィットリオ・エマヌエーレⅡ記念堂だ、とかいろいろ説明までしてくれている。 昨夜パンテオンでのおじいさんの記憶が新しいので、これはたぶんリタイアして時間のある 老人が親切でこういうことをしているのかもしれないね、と妹と話し、親切に甘んずる。 バス停を説明してくれて、お礼を言うと、バッグはスリに気をつけなさい、とかなんちゃら言って 最後は握手でチャオチャオ♪大都市でも良い人はいるものだ!!! ところが・・・ 175番のバスが来て、運ちゃんにも「アヴェンティーノで降りたい」と言って、乗り込む。 バスはコロッセオを回り、チルコ・マッシモ駅を通り、アヴェンティーノの丘の入り口辺りを通り どのへんなのかなぁとのん気に座っているワタシ達をよそ目に、どんどん街なかに進んでいく。 信号待ちの時に、運ちゃんが何か叫んでいる。乗客の女の子が何か話しかけてくれているが 分からない。どうも通り過ぎたようだ。 運ちゃんの所にいくと、なんやかんやと言っているが、全く分からないので地図を見せても 彼はよくわからないようだ。最後にはまぁ座っていろ、という雰囲気になって、こちらも 仕様が無いのであきらめて座った。最悪どこか終点に着いたら、折り返しとかになるのかな?? と思っていると、地下鉄のマークが見えて、そこに停まるようなので、降りることに。 次回からは絶対に「ここで降りたいので、着いたら教えてください」というイタリア語を覚える!! 着いた地下鉄の駅はピラミデ。そうは遠くに行ってはいなかったんだな^^; バスは分かりづらいなぁ。朝テルミニから来るときに、バスターミナルの案内所で 路線図がもらえると歩き方に書いてあったけど、行ってみたら、無いと言われるし、 キオスクでマップを見たら、すごくわかりにくくて、買うのを断念。 まぁお天気だし、チルコ・マッシモ駅まで地下鉄ひとつ乗って、そこから歩いていくことに。 坂道もあり、20分ほど歩いて、やっとアヴェンティーノの丘、サヴェッロ公園に着き、 あまりに気持ちの良い景色に、そこでお弁当を食べることにした(といってもサンドイッチだが)。 平日の昼間からじゃれあう2組のカップルを横目にベンチに座り、ガサガサとやっていると どこからともなくネコたちが!!もう明日には日本へ帰るので、にぼしをあげる最後のチャンスと にぼしを大盤振る舞いするが、やはり好みでないらしい。 サンドイッチのパンをちぎって与えると、それは喜んで食べる。 なるほど・・・・・・日本のネコには日本式ににぼしなど、イタリアのネコにはイタリア式にパンやパスタ というふうに、きちんと味覚ができあがっているのだな、と姉妹でやっと理解する。 ここにはたくさんネコがいて、しかも似たような模様で、家族のようだ。6匹はいたかな?? 景色も素晴らしかったが、ネコに囲まれて幸せなひとときだった。 そこからすこしまた奥に進むと、マルタ騎士団広場に行き当たる。そこの十字軍騎士団団長の 別荘の鍵穴はいちど見てみたいスポットではあった。わくわくして覗いてみると、 確かにサン・ピエトロ寺院の姿がくっきりと見える。すご~~~い!!! 妹いわく「アルハンブラ宮殿の庭園みたいなカンジ」。ワタシはスペイン未踏なので感嘆のみ。
Re: 【6日目-2】 バスを乗り過ごしても無問題??!! ともぞうさん、こんにちは。 またイタリアに行かれてたのですね~! こちらの掲示板もずいぶん長い間覗くこともなかったのですが、 今日、たまたま「マルタ騎士団」でGoogleの検索かけたら このスレッドが上の方に出てきたのですよ~!! すごく懐かしい気分です♪(笑) あ~、やっぱりヨーロッパは良いですね~! 我が家は今度いつ行けるのだろうか。。。。
Google検索でヒット?!おぉ~ よこちゃん2さん、お久しぶりです~!! 思えば、このサンピエトロの塔が見える鍵穴は、 よこちゃん2さんのHPを見て知った名所でした。。。 やっと念願かなって行ってまいりましたよ~~~ 鍵穴からは本当にくっきりキレイに覗くことができ感動しました^^ その後、お腰のほうはいかがでしょうか。 またぜひご家族で旅にいらしてくださいネ!! そして、もしUPされていらっしゃるなら、HP教えてくださいませ♪
【6日目-3】 バチカン博物館、冬季はなぜ閉まるの早い?? 広場をあとにし、坂道を下ると、サンタ・マリア・イン・コスメディン教会。真実の口だ。 お決まりではあるが、口に手を入れて写真を撮る。「写真を撮ったら寄付を」との箱があったので 少ないがコインを入れてきた。教会自体はかなり小さいが、真実の口は存続して欲しい。 サヴェッロ公園で、ガイドブックを細かく見たら、バチカン博物館は冬季は入館がお昼まで、と。 ありゃりゃ、これまた予習が足りなかった^^;午後から行こうと思ってたのに。 これは明日の午前中に行かなければ。ただ、午後には帰国の飛行機に乗らなければならないので ちょっとせわしい日程になるけど、最終日だから全身の体力を振り絞って頑張らなくては。 またしばらく歩き、チルコ・マッシモ駅まで戻る。 駅構内の有料トイレに入り、イタリアでは見たことのないくらいハイテクな有料トイレにビビる。 入ってドアを閉めると、イタリア語と英語の音声案内が流れ、トイレットペーパーはボタンを押すと 決まった長さで出てくる、15分経つとどうのこうの・・・閉じ込められてしまうのか??? テルミニ駅まで戻り、今度は40番急行バスでバチカンまで行くことに。 またまたグラツィアさんオススメの店であるが、ポルケッタ屋さん、以前にワタシも食べて、 あのチャーシュー風味の味が忘れられなくて、食べたくなったので、おやつにパニーノを買いに。 ふたつ買って4ユーロ。相変わらずお店は満席。豚の剥製は出ていなかった。 かじりながら、ちょうど来たバスを追いかける形で乗り込む。 ヨーロッパのバスは、大体が飲食禁止らしいよ、と妹が教えてくれたので、しばしパニーノをしまう。 右手ばかり見ていたら、いつのまにか終点を越えて、始発のピア広場まで乗っていってしまう。 降りたついでに、サンタンジェロ城も眺め、またポルケッタのパニーノをかじりながら、 サン・ピエトロ広場にむかって歩く。広場に着いて見ると、まだプレゼーピオが飾られたままに なっていて、いちどどんなものか見てみたかったワタシには感激だった。 荷物検査を受けて、サン・ピエトロ寺院に入る。まず最初に屋上にいくべく、エレベーターに乗る。 ひとり6ユーロだったかな??エレベーターに乗ったのはワタシ達ふたりだけで、エレベーターに 乗っていたスタッフ(若い男)が、英語や日本語で「若いね」「かわいいね」とかずーっと言っていて ワタシ達は目を伏せて苦笑いすることしかできなかった。 降りてからも少々階段を登る。ワタシはさすがに旅の疲れが出てきていているものの、妹は スタスタと登っていく。あ~5歳も若いとこれほど違うものかしら^^;先に行っててもらい、 ゆっくりと後から登っていく。登りきれば、素敵な景色が待っているのだから登らずにはいられない。 個人的にはココからの景色が、フィレンツェのミケランジェロ広場と並ぶ絶景だと思っている。 ただ、ここからだとコロッセオなどが見えないので、やはり次に来た時は、 カンピドーリオ広場周辺にでも素敵な景色の見えるポイントを探したいな~。 疲れを取るために、妹がトイレに行っている間にパルマの「イル・トロヴァトーレ」でもらってきた 小さな板チョコをほおばる。昔、駄菓子屋で食べたチョコレートのような味。 下まで降りて、寺院の中に入り、色々みてまわり、外に出るとだんだん暗くなりかけている。 明日、お土産を買っている時間がなくなってしまったので、今日中に見ておきたい。 それと、ガイドブックの開館時間などが当てにならないことが解ってきたので、博物館に直接 行ってみて、確認することに。てくてく歩いていって確認した所、8:45開館。
【6日目-4】 億劫するものじゃないなぁ ブラブラとお土産探しを兼ねてウインドウショッピング、レパント駅から地下鉄に乗り、テルミニへ。 テルミニ駅の昨夜カプチーノを飲んだバールで、またカプチーノを飲んで、どこでどんなお土産を 買うかなど決める。とりあえず、すぐ下の本屋でカレンダーを買い、あとはスーパー。 テルミニ駅地下のコンビニよりは品揃えが多いかと、サンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂わきにある ウピムに行く。ところが、なんとなく思ったよりも品揃えが悪く、いろいろ思案するも、結局 テルミニ駅地下のコンビニ(??というよりは品揃えが充実)で、それぞれに買いたいものを買う。 ドライトマトやチョコレートなど他愛もないものだが、あと何か買いたくなったら空港でかな?? 買い物を終えたのは20時ごろだったが、ワタシは疲れ果て、大好きなトレステヴェレのレストラン まで、バスで行き来する気力も体力もなく、ローマに入って、きちんとした店で美味しい料理を 食べさせていない妹には相当悪かったが、当てずっぽうで歩き方に載っていた駅から程近い 「オステリア・ダ・ルチアーノ」に行くことに。日本語メニューも助かる。 そういうときだから、ぜひ“イタリアはどんな店でもハズレがない”といわれているように、 美味しいものを食べさせて欲しかったが、歩き方のコメントは相当良いことが書いてあったのに、 実態はヒドかったかも。・・・まず空調が寒い。雰囲気が悪い(流行っていない中国の店みたいな)。 料理の見栄えが悪くて、味もおいしくない。料理自体の値段は安いが、サービス料10%を取る。 パンが1ユーロと書いてあったので、おいしくなさそうなパンを持ってこられたときに、「いりません」と 言って下げさせた。隣に座っていた日本人女性2人組には鼻で笑われたが、彼女達はおそらく 歩き方を見て、わざわざタクシーで来たというようなカンジだったので、気の毒にと思うばかり。 水・トマトソースのスパゲッティ・オムレツ・ローストビーフ・ハンバーグトマトソース掛けを注文したが、 パスタとオムレツに関しては、自分で作ったほうが美味しいと思えるシロモノ、ローストビーフは 最初に「ウェルダン??」と聞いてきたので、妹が「ミディアム」と言ったにも関わらず、焼豚のような 状態で、「作り置きなら焼加減なんか聞くなよ」と笑う。ハンバーグなどは、肉団子3つのトマト掛け。 食べている途中、やはり歩き方に書いてあった通り、アコーディオン弾きがやってきて、下手くそに 1曲短く弾いて、チップばかり要求。完全無視した。雰囲気を盛り上げるも何もあったモンじゃない。 コーヒーくらいは普通に飲ませてくれ、と思ったら普通の味で、終わり良ければすべてよし、 とはならないけど、とりあえずはやくお金を払って出たかった。伝票を見ると、しっかりパン代が請求 されていたので、訂正させてきっちり払ってくる。しかもカード不可。 この怒りのパワーがあるのなら、トレステヴェレまで行けばよかったかな~~~(T_T) 何より、最後の晩餐をこんな店で済ませてしまった妹に申し訳ない。。。 またイタリアにきたら、挽回するからね~と言いながら、テルミニ駅で明日の空港行きの レオナルド・エキスプレスの切符を買い、ホテルに戻った。 お土産を買った分、ウマくパッキングを済ませ、明日のバチカン博物館のシュミレーションと予習を した後、これまでにないくらいの疲れ対策(足爽快湿布・クエン酸・梅肉エキス・翌日の栄養ドリンク) をして、寝た。