情報のお礼と言っては…ですが フランス本土の知人の中には、コルシカにバカンスに毎年のように行く人も居ますし、フランス本土の人全てがコルシカにマイナスのイメージを持っているのか、と聞かれるとそうとは言いがたいです。 念のため、夫は政治的には中道、一般的には比較的リベラルな物の考え方をする人です。 地理的にもそうですが、カルチャーもフランスというよりはイタリアで知られているのは、ナポレオンの昔から変わらないのでしょうね。後の皇帝は訛りを馬鹿にされたり酷い目にあったようですが…。 フランス北部の人が南部の人を悪く言うときは「ルーズ」「時間に不正確」「口が上手いだけで実行しない」などの表現を使うことが多いです。ものすごく一般化して言うと、フランス内を北に行けばいくほど真面目になり、南にいけば行くほどリラックスしたカルチャーになりますので…。コルシカになるとこれに更に「喧嘩っ早い」などが付け加わるようです。 ただ、フランス北部の人が南部の人を悪く言うときの感覚は、東京の人が大阪のおばちゃんを「けばけばしい」「やかましい」などと言うのと似ていて、「差別」というほど強くないのかなぁという気がします。あくまで、個人的な見解に過ぎませんが。反対に南の人も北の人を「硬い」「融通がきかない」「無愛想」「冷たい」などといいますしね。 情報をたくさんいただいたお礼と言っては申し訳ないほどの個人的意見ですが、ご参考になれば。また書き込んでくださいね。
情報ありがとうございます、イタリアとは事情が異なりますね 色々興味深いお話を続けて頂きありがとうございます。 なるほど、このような話ならば確かにあらゆる国にありそうな偏見のレベルですね。私の知っている限りではドイツにもあります。 イタリアはもっとひどくてあからさまな南部差別が存在し、北部独立運動まであるぐらいですので事情が違うようです。シチリア人の知人は北部で色々差別にあったと言っています。 コルシカは長い間ピサとジェノヴァの支配下にあったため、言葉も今でもイタリア語に近い(南イタリアの言葉よりも)と聞きます。行ったらどれぐらい彼らの言葉が理解できるのだろうと楽しみにしています。イタリア人はコルシカに悪いイメージは全く持っていないようです。 小説などを読んでいますと、ガスコーニュ人も同じようなステレオタイプで描かれているような印象ですが、実際のところどうなのでしょう。 それにしても、お書きの「ルーズ」云々・・これらはイタリア人にもそっくりそのまま当てはまる言葉ですね(笑)。 長々と失礼しました。
歴史もありますよね そうですね~。北イタリアと南イタリアがひとつの国になった時期と、フランスが今の形のようになった時期とは全く違いますから…。フランスはずっと早い時期から今の領域の範囲で国が成立していたかと思います(コルシカと海外県以外は、ですが)。その辺の民族意識の違いも、偏見の程度の違いに反映されているのではないでしょうか。 ドイツには1ヶ月半ほどいたことがあります。滞在先はケルンでしたが、たしかにミュンヘンに関してはやはり同じようなお話をよく耳にしました。 一般化して言うのは、しばしば偏見につながると思うのであまり気が進まないのですが、一般的にフランス人からみたイタリアの人というと、ルーズなイメージも確かにありますね。 ただ、フランス人たち自身も日本人からは「ルーズ」に見える部分も多々あるわけで…。そんなフランス人から見ると、同じラテン系のイタリア人には遊び上手、スタイリッシュかつリラックスしたライフスタイルなど、羨望に近い良いイメージももたれているように感じます。 逆にドイツ人やオランダ人に対しては、真面目でつまらないとか、硬いとか言う人もいて、あこがれるようなフランス人はとっても少ないんじゃないかな~と思います。 こちらこそありがとうございました。また色々と教えてください。