【Basilique de Saint-Denis】 参拝 その4

何とかかんとか、やっと13号線に辿りついたら、何と言おうか、ホームの電気が暗め、かつ、日本語と英語の放送が流れてきたので、そうか~そうなのか~、と思った。

「手荷物には、気をつけてください。手荷物には、気をつけてください。」

段々車内の雰囲気が・・・・、と物の本にはあったが、ぶっちゃけ、最初からあまりよろしくない。なので、車両中ほどの空席に、しっかり座ってしまう。中東系というよりは、やはりアフリカ系が多いまま、ほぼ終点近くまで行って下車する。

ここでも、手荷物に気を付けろ~、という日本語の放送が流れてくる。
まぁ、別にどうという事がないまま、改札口まで来たので、帰りの切符を買ってしまう事にするが、ぴったりコインがないので、窓口で購入した。ここで、VDG T-2で購入した切符を入れたが、記念品だよ~んとばかりに、出てきたので、そのままもらってきた。

改札口を飛び越えてくる兄ちゃんが多いのどーの、というのを読んだが、特にそういう人も見かけることなく、ごく普通に地上に出たら、いきなりカルフールでお買い物中の、アフリカ系、アラブ系のマダム達の姿が目に入る。そして、予報通り小雨が降っていた。

mamoruさんに、「小道が数本あるから、気を付けるように!」とあったが、同じような小道が、同じような宝庫に3本あるので、全くわからない。今度は、カルフールで門番をしている、普通のフランス人のムッシューに聞いてみた。「ん?カテドラル?そこの道を真っ直ぐ行って、左側にあるよ!」ということで、素直にその通りに進んだ。

1分以上進んでも、ひとけも無く、教会らしき建物もない!
また1分進んでも、広場らしき所が見えてきただけ・・・・
もうちょっと進んだら、タクシーがターンしたのを見たので、そちらに行きかけて、たまたま左側を見たら、あった!!!

折しも、左隣の市庁舎では、アラブ系住人の結婚式の最中なのか、かのアラブ風ヨーデルが、その反対側にある居酒屋に集うおっさん達や、黒オバQ姿のマダムから流れて、太鼓ドンドン状態であった・・・・

ここでCutieちゃん風に、「ここって、フランスでちよねっ?あたち、ナミブ砂漠の端っこだとか、チュニスの市場の外れにいないでちよね?」、と思ってしまったが、真正面を見ると、BBCで流れたBasilique de Saint Denisが聳え立っている。まぁ、アラブ風のリズムの中、建物について説明を受けるフランス人グループの間を通り、まずロマネスクの入り口の写真を、ささっと撮り、その後ろ足で、さっさと内部に入ろうとしたところで、待ったがかかった!

「ほら、そこでバッグの中身を見せて!」
Oh~フランスは、歴史的建造物に入る前は、チェックをするんでちね・・・と思い、まぁ資料とその他程度しかないのを見せて、内部に入った途端、後方の結婚式の一団が、祝砲の空砲をぶっ放したようで、2発、物々し気な爆発音が響き渡った!

スワっと思ったが、入り口の警備員も動じず、何も起きないので、そこから本来の目的に取り掛かった。

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ここまで、mamoruさんだったら、行きつけたであろう時間+30分。
そして、空港施設から抜け出して、PER-B駅にたどり着くまでに、離れたTerminal-Gからだったので、2時間半程度かかったという事になる。

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