海外医療保険をかけていても。 病気でも怪我でもして、電話をかけてみる。 答えは、今、どこにいますか？ こちらから電話をかけなおしますので、今、この電話番号をお願いします、で始まり、すぐに折り返し電話が。 それでは、どこそこの街のこの病院に行ってください。そこでなら、保険証を見せるだけで一切の支払いはありません。あの～、その場所まで３００キロ、二つ目の街まで１５００キロも離れているんですけど。それじゃ、最寄りの病院に行って、いったん立て替え払いをしていただき、帰国にご請求してください。 これが、姪がメキシコに来て、病気になり保険会社に電話連絡したときの会話です。海外の日本人がたくさん行くような街には保険会社指定の病院がありますが、人口１００万人都市であっても、日本人がそれほどいない街では、契約している病院などなしです。年間２０万円以上の高い保険をかけていても、どこの街のその街の名前が通った病院での対応はなし。保険があれば、大丈夫ってことではないです。いったん、支払い、帰国後に請求・保証されるということです。 幸いに、姪は、現地の病院に連れて行き、診察・検査・点滴だけで、終了後帰宅でき、翌日に再診と。その総費用は２６００円ほどでした。メキシコ・ケレタローのSAN FRANCISCOって大きなきれいな総合病院、緊急病棟に連れていって診察が始まったのが５分ほど後より。病院で計４時間ほど滞在治療、翌日も５分ほど待ちで、３０分診察。医者との会話は英語で、日本よりも親切で早く、安かった、です。 海外の病院は高い、と認識の人が多いですが、アメリカでも入院で病室は相部屋原則のSTATE HOSPITALやGENERAL HOSPITALに行けば安いです。その街に住んでいる人に聞けば教えてくれます。ホテルのフロントではその街で一番高い病院紹介、部屋掃除のおばちゃんに聞けばいいんです。廊下でも掃除のおばちゃんと顔を合わせれば、微笑みで軽い会釈をしていれば、それこそ緊急時には強い味方になってくれます。ドミニカから到着のメキシコでバックパッカーのご夫婦がホテルの部屋内で苦しみまくって死亡しているのを発見などありましたが、あのような悲劇は繰り返しては欲しくないです。 でも、ケレタローでGENERAL HOSPITALに行けば１８００円で入院・手術ということで、とにかく現地に安くて長いこといるだけが目的のアホ・バックパッカーが仮病で入院。それがバレて、私立の高額病院の倍額請求され払えず、現在、刑務所で懲役６年で服役中です。
