3.ポンテ・デル・ディアヴォロ(悪魔の橋) 無人の駅に引き返し、時刻表を見ると、 下りも上りも1時間以上待たないと来ません。 宿でもらってきた観光パンフレットを見ると、 1駅ルッカ寄りのまちにある古い石造りの橋 「ポンテ・デル・ディアヴォロ(悪魔の橋)」がおもしろそうだったので 歩いてそこまで行って、次の列車でルッカまで戻ることにしました。 歩くのが大好きなので1駅歩くのはまったく苦になりません。 花を見、川を見、空を見(最高の天気でしたから)、風に吹かれ、 気持ちよく歩きました。 ポンテ・デル・ディアヴォロは、13世紀に作られた5つのアーチからなる石の橋です。 http://www.albergo-belvedere.it/Garfagnana_ITA/Vacanze_in_Garfagnana_Ponte del Diavolo_Ita.htm 幅40m、高さ18m。けっこう急な坂道になっていて、 てっぺんから北の方を望むと、遠くに雪をいただく山々が見えました。 この橋もなかなかよかったのですが、 この橋のあるまち、ボルゴ・ア・モッツァーノがまた素敵でした。 なんということもないまちなのですが、古い建物の落ち着いた佇まい、 小さな教会、時計塔、 まちの中心の通りから1本入ると流れているせせらぎ・・・ 思わず「春の小川」をくちずさんでしまいました。 歌いながら、あらためて素敵な歌詞だったのだと感じて。 岸の菫や蓮華の花に 姿やさしく色美しく 咲けよ 咲けよ とささやきながら まさにその通りの景色でした。