お台場のビックサイトの向かいの東京ファッションタウンビルでやっている「アフリカン・フェア」。えらく盛り上がっていてびっくりしました。
ジェトロがアフリカ諸国の「一村一品運動」を宣伝するため。が目的のようですが、40カ国がブースを設けていて、観光資料もそれなりに・・「旅博」ほどではないですが、マイナーな国が出展しているので、おもしろかったです。コモロ連合、ガンビア、カーボヴェルデなんかは旅博とかでは見られないような気がします。
ただ気になったのは、民芸品主体で「サブサハラアフリカ諸国の高い経済成長率」を示すような展示がないこと。ナイジェリアのブースで「ナイジェリアはいいところです。すぐにでも観光に来てください。」と盛んに「ツーリズム」を宣伝していて「ナイジェリアの観光とビジネス」(やっぱ「観光」があるんだ・・・)という立派なパンフレットをもらいました。・・。アンゴラのブースでは石油やダイヤの話に全く触れられていないので聞いてみたら、立派な「ガイドブック本」をくれました。こういうこと自体が「さすがアフリカ第四位の産油国」・・・と感心したのですが・・・・。
スーダンも立派な日本語のパンフレットがあって、「ナイロビの蜂」に出てきた南部スーダンや昨日PKO派遣決議があった西部のダルフールなどでは、「何事も起きていない。」ような内容です。ルワンダ(「内戦」後近年は高い経済成長率を保っている。)も観光宣伝パンフがあって、ようやく「余裕」がでてきたんだなあ。と思いました。レコードショップでは「ホテル・ルワンダ」のDVDの宣伝をやっていますけど・・・・・。
特筆すべきは「アフリカ料理フードコート」の充実ぶり。この手の展示会では「その地方の料理」を食べさせるコーナーがありますが、今日のこの会場はびっくりしました。出展しているお店の数も多いし、かなりまじめなアフリカ料理が食べられます。クスクスを食べましたが、なかなかの「本格派」でした。リベリア料理とかガーナ料理となると、よくわかんないしなあ。
ということで、「いつか行きたい西アフリカ」に一歩近づいたようでおもしろかったです。最近のサブサハラ諸国も経済成長がそれなりに続いていて、内戦も減ってきている。というのが、「旅行しやすい」に近づく要因なんでしょうが・・・。個人的にはガーナとかセネガルとかでなくて、いきなりナイジェリアもいいかも・・・と思わせるような、そんな展示会でした。