今、一番ホットな国「スーダン」は、エジプトとエチオピアの間にある。
私は、エジプトに、2011年9月~2013年8月まで、出たり入ったりしながら、合わせて、約1年間滞在した。
2013年6月30日には、クーデターが発生したが、私は、当時、ルクソールにいた。
私がエチオピアの首都アディスアベバを訪れたのは、2012年3月上旬だった。
ほんの数日だった。
エジプトの首都カイロで、黄熱病の予防接種をし、エチオピア大使館で、観光ビザを取得し、エジプト航空カイローアディスアベバ往復の航空券を買って行った。
カイロからは、アフリカ各国に航空便があり、アフリカへのゲートウェイになっている。
標高が2千メートル以上あるので、蚊がいない。蚊がいないので、黄熱病やマラリア等の心配がない。
標高が高いので、酸素が薄く、アルコール飲料を飲むと、すぐ酔ってしまう。
歩いていると、息切れしてくる。
私が行った3月上旬は、アディスアベバは、日本のゴールデンウィークのような気候で、花が咲き乱れ、本当にきれいだった。
私が行った外国の中で、一番気候がよかった。
ただ、治安は悪く、タクシーが、信号が赤になって、停まると、窓ガラスのすきまから、物乞いが手を差し入れてきた。
(東南アジア、インド、ネパールでも、こんなことはなかった)
私は、、カバンを、足の下に置いて隠し、まっすぐ前を向いて硬直した。
タクシーは、わざとのように、窓ガラスが少し閉まらず、タクシーによっては、ドアのかぎも閉まらなかった。
(続く)