大使館では国境越えの、実際の情報は入りません。

minoruさん、どーも。

「地球の歩き方」掲示板に限らず、
国境越えや入国条件の質問に対して、
「大使館に聞け」という回答が時々ありますが、
これは、全く意味ないです。

大使館は、国境越えの実際の情報は知りません。
それは、担当が違うからですし、
また、実際の運用はタテマエ(規則)とは違うからです。

僕は二度シリアへ行きましたが、
一度目はヨルダンで取りました。
二度目は、日本でとって行きました。

でも今では、「シリアビザは国境で取れる」という情報が流れています。

さてここで考えることは、
実際に最近国境でビザを取っている人が多いならば、
日本でビザを取る必要はない。

しかし、常に国境でビザが取れるのか、
行った時に本当に取れるのか、それは確実ではないです。

ですから、旅行期間が短くで、確実さを求めるならば、
日本で取っていったほうがいいです。

長期旅行ならば、現地で情報が入ります。
また、現地でビザが取れるでしょう。

でも、国境で取れるという情報を信じて、
トライしてみるつもりならば、取って行かないでしょう。

これは、結局、minoruさんの決断の問題です。
どれだけリスクが取れるかという問題です。

ですから、大使館で聞いても、
タテマエを答えられるか、わからないと返事があるだけです。

例えば僕は、昔、
中米を南下したあと、コスタリカからエクアドルへ飛びました。

このとき、エクアドルビザが必要だという情報、
必要でないという情報、両方ありました。

そこで、サンホセのエクアドル大使館へ行って、
直接聞いたら、ビザは必要だという話だったので、
わざわざ大金を払って、ビザを取りました。

しかし実際は、必要ありませんでした。
その事情は、キトの日本大使館へ行った時に、聞きました。

その話。
エクアドルビザの謎が解かれ、世界旅行者は更なる旅に出る
http://homepage3.nifty.com/worldtraveller/cam/cam044.htm

こういう例は、現在のタイの入国条件でも言えます。
日本のタイ大使館でする説明と、現実の入国条件は違っています。

ですから、ここは、旅行者の判断しかないわけです。
絶対確実を考えるならば、日本でビザを取って行くほうがいいです。

みどりのくつした

もっと最近の話をしますと。「モロッコの空路入国、海路出国問題」です。

もっと最近の話をしますと。「モロッコの空路入国、海路出国問題」です。

現在モロッコ旅行者が気にしていること。
それは、空路でカサブランカへ入国して、
フェリーでタンジェからアルヘシラスへ
出ようとしたとき、
「空路入国者はフェリーで出国できない」
と、出国拒否される例です。

これは、規則では全く問題なく出国できることになってます。
ですから、
日本のモロッコ大使館へ聞いても、問題ないと答えるでしょう。

現地の日本大使館は、
「出国拒否されたら、日本大使館へ連絡しろ」
と言ってます。

でも現実に、出国拒否された人がいます。
僕の知人で、いま世界一周している人も、
出国拒否されて、カサブランカへ戻り、
飛行機でスペインへ行きました。

海外個人旅行というものは、そういうものなんですよ。

みどりのくつした