不法就労する側の立場に立つと・・・ まあ、「仮に」ですが 不法就労する人の立場に立ってみます。 不法就労というのは 働いているということを自分で言わない限りあまりバレないと思います。 そもそも、働き場所があったとしても 雇用している側も不法と知っていて雇うわけですから 雇う側も記録を残していないでしょう。 また、道端でモノを売るような商売であっても 「現場」を抑えられたり「商品」をチェックされたりする危険もありますが どちらかというと「バレ」て困る、またバレやすいのは、 「不法入国」のほうの気がします。 つまり、パスポートもしくはパスを持っていないとか イミグレをちゃんと通っていなことがわかれば即アウトです。 いまその国で不法に働いている事実だとか、これから働くかどうかなどに関しては チェックポイントではなかなか審査しにくい事柄かと。 不法就労する側からいえば、 これからどこかに潜り込んで働くつもりであっても 「知り合いを訪ねる」とでも言えばいいでしょう。 つまり、仮に不法就労をするつもりであっても、 そのことがバレなければ「不法就労」はできてしまうんではないかと。 もちろん、パスがあろうとなかろうと就労自体は違法です。 ただし、リスクが高いのは、 「合法入国状態+不法就労」と、「不法入国状態+不法就労」とを比べたら、 明らかに後者のほうかと。 国境付近で働いているラオス人・ビルマ人たちなど 前者のようなケースももしかしたら多いんでは?という気がします。 パスの期限が近づいたらいったん自国へ戻る。 もしくは自国から毎日国境を超えて「仕事場」に通う人もいるかもしれない。 もちろん、中にはもっとリスクの高い、 後者のようなケースの人もいるでしょうが・・・。 結局、取り締まるほうも、 「不法就労」よりも「不法入国」や「不法滞在」のほうが取り締まりやすい。 これは日本でも同様です。 「不法就労」は現場を押さえなくてはならない。 それ以外に雇用されている事実を証明することは難しい。 「不法入国」および「不法滞在」の取り締まりのほうから囲い込んでいって 結果的に「不法就労」を取り締まる、これは様々な国で行なわれている手法です。 しかし、パスはそのなかの抜け道になりえるものなのかもしれません。
国境周辺の事情 混乱しているようですので、少し整理されるといいですよ。 パスの話ですのでそれに絞りますね。 パスは地域・機関が限定されています。ですからその地域、期間を守る場合場合にはK28さんのいうことは当てはまりますが、多くの密入国者はその先で働きます。チャンマイやバンコクなど。 ボーダーパスはそんなに限定した人だけのものではないようですよ。メーソットでは年間10万人以上が1日のボーダーパスでタイ側の病院にかかっているとの事です。検索で調べてみたのですが、私がみたのと同じくチョンメックボーダーを超える人間はラオス人が多く、それは皆ボーダーパスだそうです。メーサイでは1万人がパスを取る為に殺到したりするようです。 これはタイ政府の国境付近のタイ貧困地帯の開発政策が影響しているようです。タクシンの基盤は東北タイ・北タイでしたから。 またミャンマーからの密入国者が特に問題で定住させる為に追認で労働許可を与えているようです。 この機会に少し検索してみたのですが、参考になるサイトがあったのでどうぞ。AtoAさんが書かれていた、チェンコン郊外の第3フレンドシップブリッジについても記述があります。 【メコン地域開発研究・動き出す国境経済圏】 http://www.ide.go.jp/Japanese/Publish/Report/pdf/2007_04_23_03.pdf
なかなか詳細な資料ですね マンジンさん、ご親切にどうもです。 自分が国境付近での就労にこだわったのは 国境付近での隣国人の不法就労(不法かどうかはわかりませんが)を 多数目撃してきたからです。 もちろん、バンコクなど もっと先で就労する人たちもたくさんいることでしょう。 病院へいくためのパスはこの資料にもある通り、1日だけ有効のものがあるようですね。 3Kの仕事に関しては、タイでも人手不足だから 労働許可を逆に与えているケースもあるようで タイ政府の「都合のよい」外国人労働者の扱いぶりがうかがえます。 さらに、これが人身売買などの温床につながっていたりするようだと、 非常に深刻な問題です。 もちろん、人身売買は その引き取り手である売春宿やそれを斡旋するマフィア さらにはその先にある顧客側の責任が重大に浮かび上がりますが。 タイの政策は一方で緊急を要する病人などの受け入れに役立ってますが 一方では困窮した身分にある外国人たちをさらに搾取する連中に有利に働いてしまっています。 「諸刀の剣」とでもいうべき現象でしょうか。 早く「負」の部分を引き起こしている部分での、法整備が進むといいのですが。 日本でもそうですが 外国人たちを「受け入れる」からには「守る」べき環境を整備しないと 「現代の奴隷」たちが救済される道は閉ざされたままです。
メーサイ/タチレク(イ)の場合 国境という概念が無かった時代はタイヤイは川の両側に住んでいたのが、タイと連合王国により川で国境線が引かれたためと言うのが原因です。 その為タチレイ(ク)在住者は簡単にパスが出るみたいです。 さまざまな条件を満たせばメーサイに住めるようになるそうです。 当然メーサイだけですの他の町へは行けません。 その為に他の町在住者がワイロをつ使ってタチレイ(ク)まで行き、パスをてに入れようとするそうです。 メーサイのテスコロータスではタナカを塗った人たちを多く見かけますし、買出しと分かる人も多く人も見かけます。 私の友人の友人は母親はタイヤイですが、父親がタイ人のためタイ国籍です。